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INTERVIEW

CRYSTAL LAKE

2014.08.06UPDATE

2014年08月号掲載

CRYSTAL LAKE

Member:Ryo Kinoshita (Vo) Yudai Miyamoto (Gt/Vo/Key) Shinya Hori (Gt) Yasuyuki Kotaka (Ba)

Interviewer:米沢 彰

-NEW EP『CUBES』のリリースおめでとうございます。2012年のシングル『THE FIRE INSIDE / OVERCOME』以来の音源となりますが、完成してみての手応えはいかがですか?

Ryo:手ごたえはすごくあります。上手くCRYSTAL LAKEの世界を出せたかなって思います。

Yudai:エッセンスとしては新しいトライを何個か入れていて、それが最終的に1枚のアルバムになったので、Ryoが言ったように上手くいったかなとは思います。自分たちがヘヴィなものを求めていたので、音としてもパッケージとしても自分たちが求めていた世界観みたいなものを表現できたのが非常に嬉しくて、早く聴いてもらいたいですね。

Shinya:Ryoが入る前に出したアルバム『INTO THE GREAT BEYOND』があって、Ryoが入ってから自主で出したシングル『THE FIRE INSIDE / OVERCOME』から、今作の『CUBES』に繋がるんですけど、Ryoが入ったことでバンドとしての音楽性も変わった部分がやっぱりあって、でも前までの流れとRyoが入ってからの流れを上手く融合できた作品だと思います。

-プロデューサーなどは特に明記されていませんが、今作のプロデュースはバンド自身で行われたのでしょうか?

Yudai:毎回そうです。

-音源を聴かせていただいて、ヴォーカル・ワークを中心にハードコアの力強さをより色濃くしつつ、全体としては最近のメタルコアやDJENT的な重さと鋭さを突き詰めたモダンなサウンドへと近づいていて、そのバランスのとり方が大きな特徴になっていると感じました。サウンド・プロダクションの面ではどういった方針で制作されたのでしょうか?

Yudai:音の質感については、音を鳴らして自分たちの感覚でヘヴィに聴こえるものを選んでいますね。その結果、そういった音になっているんだと思います。自分たちが聴いている音楽はハードコアやメタルだったり、インディーとかエモとかテクノとか色々なんですが、そういう自分たちが好きなものを要素として入れた結果こうなったのかなぁという印象ですね。特に"こういう音にしたい!"って意識はなくて。"これいいね"っていう感覚で詰めた感じです。

-ライヴをやっている中で自然とやっているものを音源に落とし込んだというイメージもありませんか?

Yudai:そうですね。ライヴは1番意識しています。

-CRYSTAL LAKEはそのライヴ活動と比べると音源やMVが本当に少ないですよね。

Yudai:ただできなかっただけです(笑)。

一同:(笑)

Yudai:もっと本当はバキバキやっていきたかったんですけど、機会が......。ここから追い上げていきます(笑)。

-その一方でライヴの本数は本当に多いですよね。1年で大体どれぐらいの本数されていますか?

Shinya:去年で多分だいたい50本ぐらいですね。

-もっと多いイメージがありますけど。

Shinya:実際多いイメージありますけど、もっと多いバンドいますよね(笑)。

Ryo:やる時期が固まっているからかもしれませんね。

-あとはフェス・イベントやツアーにも本当に数多く呼ばれていて、それもどんどん大きな規模のものが増えているように思います。実感はいかがですか?

Yudai:いろんなバンドに呼ばれるようになった実感はありますし、呼ばれることはすごく嬉しいです。新しい出会いの場が増えたことも嬉しくて、自分たちがこういう音楽を知ったきっかけももう遡ること10何年前ですけど、今でも新しくライヴハウスに来て、俺らを呼んでくれたことがきっかけで知ってくれるっていうのが1番嬉しいですね。

-呼ばれた中で1番印象に残っているイベントやライヴってありますか?

Shinya:すげえ難しい......。

Yudai:"OUTBURN"面白かったよね!

全員:"OUTBURN"!

Yudai:皆前から一緒にやっているバンドですけど、全バンドから刺激受けるし、海外のバンドに負けないくらい日本のバンドってすげえなって感じましたね。coldrain、Crossfaithはツアーで海外を回ってきてるだけあって、ライヴもすごかったし。打ち上げもやばかった(笑)。

一同:(笑)

Yudai:何時間飲んだのか覚えてない。

Ryo:集合時間に誰も来ないくらいね(笑)。

Yudai:ライヴだと、TOTALFATに呼んでもらったツアーは面白かったですね。TOTALFATのライヴに対するスタンスやモチベーションがすごくて、直接会って、音を聴いて、話してからは感化される部分があったと思いますね。

Ryo:自分は去年の"MAD Ollie"ですね。そこで自分の方向性も見えて、大雨の中で......。1番印象に残ってますね。

Shinya:確かに去年の"MAD Ollie"は自分も印象に残ってて......。今まで新木場STUDIO COASTでライヴさせてもらったことは何回かあるんですけど、まさかあそこまで大雨の中でライヴやったことは初めてで(笑)。でも、お客さんもびしょ濡れになりながらも楽しんでくれたし、バンド内でも何かが変わった感覚があって、それがすごく印象に残っていますね。あと、俺らももう10年くらいやってるんですけど、結成当初から実はお互い知ってたのになんで今まで対バンやってこなかったんだろうねっていうバンドに呼ばれることも多くなりましたね。さっき話したTOTALFATもそうだし。お互いいい大人になって"もっとやっていこうよ!"って(笑)。でも、そういうバンドに10年経った今だからこそ出会えたっていうのは大きくて。そういうバンドとやっているのは全部印象に残っていますね。