DISC REVIEW
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去年のSUMMER SONICではLIMP BIZKITと同じマウンテン・ステージに出演し、好演を果たしたカナダのハードコアバンド、CANCER BATSの3枚目のオリジナル・アルバム。CANCER BATSの音楽性で特筆すべき点は、ロックンロールのグルーヴが機軸にある点であり、ヘッドバンキングしたくなるゴリゴリなリフとシンクロさせ、原曲を限界点まで強力なものにしいているところだ。今作も、シンプルでパワフルでグルーヴィーなCANCER BATS節が大炸裂していて爽快!!!全14 曲、45 分の間、休むことなく一気に聴きたくなってしまうのは、メンバーが曲の並びを熟考し、工夫を凝らした成果と言えるだろう。BEASTIE BOYSのカヴァー曲「Sabotage」がラストに収録されている。 KAORU