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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

FEATURE

CANCER BATS

2009.06.09UPDATE

強烈なフックと腰砕けでグラマラスなグルーヴ感を サマーソニックにて体感せよ!!

ライター:KAORU

今年10周年を迎えるSUMMER SONIC 09で激ロック的に一番アツいのは、東京サイドでは8/9(Sun)のMOUNTAIN STAGE、大阪サイドでは8/7(Fri)のSKY STAGEだろう。CAVALERA CONSPIRACYやFIVE FINGER DEATH PUNCHなど、ポップな要素のない本格的なメタル・バンドが出演することが、このステージの大きな特徴だ。ここで大きく注目したいのが、CANCER BATS。彼らを知らない人の為に簡単なバイオグラフィーを紹介しよう。

メンバーは、Liam Cormier(Vo)、Scott Middleton(Gt)、Jaye R. Schwarzer(Ba)、Mike Peters(Dr)。2004年にLiamとScottを中心にカナダのトロントにて結成。二人は別々のメタル・バンドのメンバーであったが、ツアーの途中に偶然遭遇、お互いの音楽の方向性に惹かれ所属するバンドを離脱し、新たなバンドを結成することに。オーディションによってMikeとAndrew McCracken(Ba) <※06 年脱退>が参加、四人組のバンドとしてスタートを切る。
去年、セカンド・アルバムとなる『Hail Destroyer』をリリース(※国内盤は09年2月リリース)。プロデューサーには、THEORY OF A DEAD MANで知られるEric Ratz、BILLY TALENTのKenny Luong、そしてALEXISONFIREのGreg Belowの3人を迎え、ゲスト・アーティストにはRISE AGAINSTのTim McIlrath、ALEXISONFIREのWade MacNeil、BILLY TALENTのBenjamin Kowalewicz が参加している。怒涛のメタルコア・ヘヴィネス・サウンドを叩き付けたこのアルバムで、彼らの存在は広く世に知れ渡ることとなった。

そして、彼らを語る上で外すことが出来ないファースト・アルバム『Birthing The Giant』が、SUMMER SONIC09出演直前というタイミングで、遂に日本盤でリリースされることとなった。
このアルバムは、本国カナダでは06年6月6日、つまり666という、メタル・ファンにとってはとても魅力的な数字列の日にリリースされている。プロデューサーにはTHREE DAYS GRACEなどを手掛けたGavin Brownを迎え、ゲスト・ミュージシャンにはALEXISONFIREのGeorge Pettitが参加している。『Hail Destroyer』でCANCER BATSに惚れてしまったファンはもちろん、CANCER BATSをまだ聴いたことがない人にも強くオススメしたい素晴らしい作品だ。このアルバムの大きな特徴は、しっかりとしたロックン・ロールのグルーヴが前面に押し出されているということ。サザン・メタルとも言えなくはないが、今時のサザン・メタルと敬称されるバンドに、ここまでしっかりとしたロックン・ロール・グルーヴはない。
むしろVELVET REVOLVER などを筆頭とする、ハードなロックン・ロール・バンドと肩を並べる方がしっくりくるのではないか。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、どのパートをとっても、強烈なフックと腰砕けでグラマラスなグルーヴ感があり、ロックン・ロールの“ノリ”をしっかりと理解しているなと、感心させられた。『Birthing The Giant』は、一つのロックン・ロール・アルバムとして、とても完成された作品だと断言することが出来る。もちろん、それと同時に、メタル、モダン・ヘヴィ、パンク、ハードコアなどなど、幅広い音楽遍歴を経由してきたアーティストだけが持つことの出来る、絶妙なミクスチャー感覚とバランス感覚に優れた、ヘヴィ・ロック、メタルアルバムなのだ。

「俺達の好みのバンドは凄く幅広いんだ。それって俺達がいろんなタイプの音楽を本当に愛していて、CANCER BATSの音楽にそれを取り入れようとしていることの表れだと思ってる。インディ・ロックからデス・アンド・ロール、パンクからメタル、ハードコアからヒップホップまでみんな大好きで、本当に好みが多方面に渡っているんだよね。」

というライアムの言葉は、『Hail Destroyer』そして、『Birthing The Giant』を聴いた後にこそ、本当の意味での説得力を感じることとなるだろう。
CANCER BATS の底深さを十分に堪能することの出来る『Birthing The Giant』はSUMMER SONIC直前となる7月22日にリリースされる。このアルバムは、今のCANER BATSファンだけには留まらす、全てのロックン・ロールのファン、そしてヘヴィ・ロック、メタル・ファンに末永く愛聴されるマスト盤となるに相応しい非常に素晴らしい作品だ。

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