COLUMN
SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.10
激ロッカーのみんなへ
今年も終わりだね。いや、実際にこれを目にするときにはもう2010年かもしれないけど、今これを書いている俺は、2009年が終わり、2010年になるまで、ずっと固唾を飲んでいたい気分なんだ。
2009年は本当に変な年だったので、どこから始めていいのかも判らないよ。それについてはみんなが同意してくれるだろう。友だちはみんな悲惨な目に遭ったり、危機に陥ったりしたし、30年がかりの危機についての話じゃない。確かにちょっと関係はあるかもしれないが、それ以上なんだ。
すべての始まりは、2009年の元旦に日本に飛ぶ時に、飛行機がたまたまビジネス・クラスにアップグレードされたことから始まるんだ。それから何もかも変わってしまった。今も人生で最高の友人である日本人の妻とどこかハッピーに別れた後、8週間のアメリカ・ツアーでは本当に色々なことがあったんだ。
あのツアーでは将来が明るく思えたんだけど、幾つかごたごたがあって、なぜかツアースケジュールは半分になり、4月にスウェーデンに戻ることになったんだ。もう何もかも意味が判らなくなり、とてもワケの判らないこと、つまり酒を飲み、ワークアウトをする毎日をやり始めるようなところにまで来てしまったんだ。本当にワケが分からないだろう?
とにかくおかしいんだ。自分がそれまで築いてきたことをダメにしてしまいそうだったが、幸いなことにその状態は長続きしなかった。
前にもみんなに話したと思うけど、7月にフェニックスに行って、これが色々な意味で救いになったし、最後の方は、とても劇的な体験になったんだ。泣き笑いを繰り返すような滞在内容で、生産的に音楽活動できた時間もあれば、とても素晴らしい新たな友情も生まれたし、純粋に劇的なことから、評価に値するいろいろな暮らしまで色々あった。この経験が氷山の一角となり、最後には、もう充分だと教えてくれたんだ。
トドメは、僕の酒にクリスタル・メスを入れた時で、これはもう最悪だったよ。このとんでもないドラッグについて知らない人のために言えることは、これを摂取すると信じられないほどハイになるということだ。酒、それに5時間エネルギー・ドリンクを飲んでから、ラムアンドコークにこのドラッグを入れたんだ。
それからどうしたって?
こういうことだ。イエス・キリストやサタンに会ったことがなかったら、このドラッグを使えば、たぶん会えるだろう。そう、僕は死んだと思ったんだ。それから生きているような気分になれたが、これはとてもトラウマになる経験で、今でも頭から離れない。
よく聞いてくれ。みんなドラッグはやめておけ。生きていたいなら、やるべきじゃない。
僕にとっては壁に飛び込んだような衝撃で、ドラッグから目が覚めたんだ。それからは家に戻ってからはほとんど飲まなくなった。味わうためには飲むけれども、酔っぱらうために飲むことはない。そのおかげでずっと楽しめるようになった。みんながこんな経験をしないですむように、この話をみんなに伝えたいんだよ。
飲むものに注意して、幸せになってくれ。それから2010年は良くなると信じているんだ。みんなが楽しめる、素晴らしい変化の年になるだろう。
2009年なんてくそくらえだ。みんな幸せになるんだよ。
最後に、ナナミ本当にありがとう。いつも愛しているし、最後まで君のためにそこにいるよ。
Happy New Year!/Bjorn
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