LIVE REPORT
THE RED JUMPSUIT APPARATUS Japan Tour 2009
2009.02.17 @原宿 ASTRO HALL
Writer MAY-E
PUNK SPRING 07以来となるTHE RED JUMPSUIT APPARATUS二度目の来日公演は、バンドの熱狂的なファンの多さを物語るように即日ソールドアウト。
女子率が多いなと思いつつ、19:05、ほぼ定刻通りにショーはスタートした。
ものものしいSEの中メンバーが登場すると、それまで手拍子で迎えていたオーディエンスから悲鳴に近い歓声が上がり、そのままオイコールへ。
「コンニチワー!トキオー!」
それを合図にキラー・チューン「In Fate's Hand」のイントロが鳴り響き、歓声は二度目の波を迎える。一気に湧き上がるオーディエンスを前にバンドのテンションも高く、初っ端からロニーのスクリームも冴え渡る。だが、ロニーの喉の調子が良くなかったのか、高音域のメロディ・パートが聴き辛かったのが残念。
セカンド・アルバム『LONELY ROAD』を引っ提げての来日公演だったにも関わらず続いて「False Pretense」、『LONELY ROAD』の先行シングル曲「You Better Pray」を挟んで、「Damn Regret」「waiting」とデビュー・アルバムからのセレクトが多い、アップビートな楽曲で攻める前半戦。
以降は、アコギを持ったRonnieのソロ曲もあったりと、セットリスト自体には良い流れがあり、終盤「Face Down」の盛り上がりやラスト曲「Grim Goodbye」のステージの緊迫感はなかなかのものだった。ただし、スタートから全ての曲の間に長い間を持たせていた為、中盤以降の中だるみ感は正直なところ否めない。
セカンド『LONELY ROAD』から持ち曲は幅が一気に広がったため、粗は余計に隠せなくなった。これほどバラエティに富んだ楽曲をプレイするためには、演奏面はもちろんこと演出面にももっと工夫が必要だと思わせる。次回の来日の際には、ここを克服してくれることに期待したい。
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