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INTERVIEW

Zemeth

2026.03.06UPDATE

2026年02月号掲載

Zemeth

Member:JUNYA(Vo) Sora(Vo)

Interviewer:山本 真由

歴代楽曲要素+新生Zemethを存分に味わうことができる楽曲を目指しました

-楽曲のテイスト自体は、"これぞZemeth"ともいうような、全編サビのようにキャッチー且つ哀愁を感じるメロディが際立つ、歌謡曲×メロデスという内容ですが、Soraさん加入1曲目ということで、より王道を意識したということはありましたか?

JUNYA:従来のZemethの総集編を目指す曲になったかと思います。10年近く1人でメタルをやってきた身なので、歴代楽曲要素+新生Zemethを存分に味わうことができる楽曲を目指しました。もともと"哀愁歌謡ノスタルジックメロディックデスメタル"を自称していたのですが、"哀愁歌謡"の部分が段々と色褪せてきたので、もっと歌謡曲寄りの曲も書いていきたいです。そして今後は、他ジャンルや飛び道具のような内容の曲も披露していければと思っております。

-ギター・ソロもありますが、ギターがいい意味で主張しすぎない、歌のサビやオルガンのパートと地続きな感じに入ってくるのがいいなと。怒濤のテンションで一気に聴き切ってしまうので、何度もリピート再生してしまうんですよね。それも狙いの1つでしょうか?

JUNYA:様式美メタルのようなギターとオルガンのバトルは基本中の基本なので、今作は特に気合を入れました。ただバックのオーケストレーションやギターにかなり動きはあっても、あくまで控えめに歌に着目させる作りにはなっております。過去作のフレーズを引用する手法を初めて取り入れたことにより、ギター・ソロのキメのフレーズもかなり意味があるフレーズになっているのでそこにも注目していただきたいですね。飽きが来ないような展開にしているのは近年よく議論になる"ドーパミン中毒"云々も考慮しつつ、煮詰めて濃くなった出汁にさらに出汁を加えて煮詰めるような塩分濃度高めの4分になったかと思います。

-SNSには、雪が積もる屋外でのビデオ撮影の様子も上がっていましたが、映像制作での苦労話等もあれば教えてください。

JUNYA:スケジュールの都合上1日しか取れず、ちょうど天気も悪かったのに加え2人とも慣れてないので、撮り忘れが多かったり動きにぎこちなさがあったりして、終始半笑いでした。なので後々見返して"使える箇所が少ない......"となり使い回しの映像が多かったのですが、今後撮るときの注意点が明確化したので、次DIY的に撮影するときへの学びを得ました。そもそも今札幌は90パーセントくらい雪に埋もれてるので、ロケ地が少なすぎました。

Sora:MV撮影初めてでぎこちなかったんですよね......。お互い寒いなか、靴履き替えたりして私も足が雪まみれになり、JUNYAはギターと雪で指が悴み、なんだかんだ笑ってました。寒さとかぶっ飛ぶくらい、北海道の綺麗な雪と共にお互い楽しみながら撮影しました。

-アーティスト写真やMV等、DIYなイメージですが、今後プロジェクトを進めていくにあたって、そちらも大掛かりになっていくような予定はありますか?

JUNYA:今のところはこの方向性で約10年やってきましたが、本当に大掛かりに制作をする機会があるならば第三者に関与していただく可能性もございます。今時このような音楽性で自撮りやスマホで撮影した映像で制作をするアーティストって僕くらいだと思うのですが、逆にそのある種の安っぽさやカジュアルさが人間味に繋がると思っています。これからAIの台頭により、より明確に人間味のある音楽が求められる時代になると思います。ただ、僕みたいな音楽活動の形態だと人の心の一体感を作るのが難しく、カルト・ブランディングみたいなものを形成するのも難しいですし、演奏動画を出さずDTMer的な動きもしないのでSNSとの相性も悪い。本当に音楽1本で勝負しているので、どのように人の心を引き込むかを日々模索しております。

-資料によると、今後は新生Zemethの活動として1~2か月おきにジャンルの異なるシングルをデジタル配信予定とのことですが、今回のようなテイストとはまた違った、様々な表現にトライしていくというお話も先程ありました通り、具体的な計画がすでにあるということですか?

JUNYA:曲のストックがたくさんあり、全てが違うジャンルの楽曲なので、今年のZemethは実験のフェーズに入るつもりです。もちろんメタルもありますが、入口を広げることによってよりライトなリスナー層を取り込むことができるのではないかと考えております。今年得たインプレッションの傾向を見つつ、来年アルバムを出せればいいかなと。現状、メタルよりもメタルじゃないジャンルの曲が伸びていたりするので、Zemethもといメタルへの入口を広げるためには必要なことだと思います。

-なるほど。また、Soraさんのソロ名義でもJUNYAさんが楽曲制作を手掛けていくようですが、Zemethの楽曲との明確な差別化や目指すところの違いはあるのでしょうか?

JUNYA:自分のこだわりがあまりにも強すぎるゆえ、やってみたい音楽ができないこともしばしばあり、基本的に僕のセンスのエッセンスは加えつつもSoraの音楽的嗜好に沿った楽曲を作っていければと思います。僕自身挑戦したい楽曲はたくさんあるので。ZemethやBC(Bloody Cumshot)では聴くことのできない音楽もありつつ、僕の色も存分に出した曲も提供していくつもりです。

Sora:ソロ名義では実は3月10日にリリースする曲が1曲あります。こちらはZemethの活動が決まる前から予定していた曲なのでJUNYA作詞作曲の曲ではないのですが、目的は"人生に爪痕を残したい"という思いから来ています。これからJUNYAが手掛ける曲をまた歌わせてもらえることが本当に嬉しいです。お互いやりたいことを擦り合わせて、協力し合いながら活動していきます。

-さらに、海外での評価が非常に高い、Zemethの姉妹プロジェクト Bloody Cumshotの3rdアルバムも年内にリリース予定ということで。大忙しですね! Bloody Cumshotは、Zemethよりもシンプルなスタイルの北欧直系メロディック・デス・メタルというイメージですが、こちらにもSoraさんのヴォーカルは入る予定ですか?

JUNYA:Bloody Cumshotは名前の酷さで小バズりしたり、なぜかいい意味で海外のV系ファンのミーム的なおもちゃになったり定期的に話題に上がることも多いので、次のアルバムもかなり気合の入った出来になっています。メロデス史に残るような名盤になると自信を持って言えます。スウェディッシュ・デス・メタルをよりキャッチーにしたような曲が多く、メタルコアとメロデスの中間みたいなリフが多いです。ただ昨今の厳しいコンプライアンスやSNSのアルゴリズムとの戦いが少し怖いですね。それもあって出し渋っていた面もありました。このバンドはそもそも歌詞が全編造語なのでクリーン・ヴォイスを入れる予定は今のところなく、Soraの歌唱も入れることはないと思います。

-今後の活動に向けて、JUNYAさん、Soraさんそれぞれの意気込みを聞かせてください!

JUNYA:今年Zemethはデジタル配信を主に様々な楽曲をリリースする予定です! また、Bloody Cumshotの3rdアルバムや新メンバーのSoraへの楽曲提供等、いろいろと大忙しになるかと思います! なのでゴーストライター募集中です!! 嘘です! ポケモンのカイリキーみたいに腕増やして制作頑張ります!

Sora:JUNYAおよびZemethファンの期待を裏切らないパフォーマンスをしていきたいと思っています。彼を全力で支えていきます。そして、"絶対にかっこいい曲にする!"という気持ちで全力で挑んでいきます! これからZemethを聴いてくださる方、ファンの皆様も何卒よろしくお願いいたします。

-最後に、激ロックの読者にメッセージをお願いします。

JUNYA:激ロックをご覧の皆様、ZemethのJUNYAです。"クサメロ"と呼ばれる音楽のアップデートを図るために今年も気合入れて頑張ります!! 新時代のメロディを体感せよ!! 今後とも何卒よろしくお願いいたします!

Sora:激ロックをご覧の皆様、ZemethのSoraです。一度聴いたら耳から離れない、病み付きになるZemethの世界へようこそ!! まだまだ未熟者ですが、認めていただけるようパフォーマンスで証明していけるよう努力します。読んでいただき、ありがとうございました。これからのZemethをよろしくお願いいたします!!

RELEASE INFORMATION

Zemeth
DIGITAL RELEASE
「MY SWEET VAMPIRE」

NOW ON SALE!!
[Zemeth]
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