INTERVIEW
"GIRLS ROCK REVOLUTION" 座談会
2026.03.16UPDATE
2026年03月号掲載
気鋭のガールズ・バンドたちが全国を精力的に行脚したことで昨年話題となった"GIRLS ROCK REVOLUTION"が、今年も5月から始まっていくことになったという。ここではオーガナイザーであるRisky MelodyのALICEをはじめとして、FullMooN、Empress、Sirius、RAIDEN、LUCIDAの代表者たちに集ってもらい、前回ツアーにおける経験談や、ここからに向けた覚悟の程を熱く語り合ってもらうことができた。
Risky Melody:ALICE(Vo)
RAIDEN:AYUKI(Vo)
LUCIDA:リヲ(Gt)
FullMooN:えれん(Gt)
Empress:みつき(Gt)
Sirius:Miwa(Vo)
Interviewer:杉江 由紀
Photographer:藤咲千明
-昨年、Risky MelodyのALICEさんが音頭を取り気鋭のガールズ・バンドたちが全国を行脚することになった"GIRLS ROCK REVOLUTION"が、今年もまたRisky Melody、FullMooN、Empress、Sirius、RAIDEN、LUCIDAの6バンドによって開催されることになりました。まずはオーガナイザーであるALICEさんから、ここまでの経緯とここからに向けてのヴィジョンについてお聞かせください。
ALICE:ガールズ・バンドだけで前代未聞のことをやってみよう! という気持ちで去年やったのが"GIRLS ROCK REVOLUTION"だったんですけど、やっぱり初めてだったので今まで感じられなかったことや、見えていなかったこと、それぞれのバンド単体ではできなかったことなんかも本当にたくさんあって、私たちにとってすごくいい経験になったんですね。シーン自体の流れを見渡すと、この1年の間にもいろいろバンドが増えたり減ったり、形が変わったりとしているんですけれども、私たち6バンドはみんなでしっかりとあのツアーを年末まで回り切れたという達成感があったんです。でも同時に、まだ1回目だっただけに"もっとイベントの存在をアピールしていく必要があるな"と感じたのも事実でしたし、例えば北海道に行ったとき"また来年も来てよ"とか"こういうイベントって、こっちにはないんだよね。だからすごい楽しかった"といった声もいただいたんですよ。そうしたことも踏まえつつ、こうなったらもっとたくさんの場所でたくさんの人たちに"また今年も「ガルレボ(GIRLS ROCK REVOLUTION)」が来るね!"と思っていただけるような恒例のイベント・ツアーに育てていけたらいいな、ということで2年目の"GIRLS ROCK REVOLUTION"に挑戦しようとなりました。
-なるほど。では、各バンドの代表者からも昨年の"GIRLS ROCK REVOLUTION"に参加してみて、どのようなことを感じられたのかを教えていただけますでしょうか。
AYUKI:私たちRAIDENの場合、もともとはツイン・ヴォーカル・ユニットだったんですけど、去年の"GIRLS ROCK REVOLUTION"のためにバンド化したと言っても過言ではなかったんですよね。地方遠征は何度かしたことがあったものの、ツアーというもの自体が初めての経験でもありましたし、"RAIDEN feat.Risky Melody"という形でリスメロ(Risky Melody)の力もお借りしながら、アーティストとしても自信を付けられたツアーになったなと強く感じております。
Miwa:Siriusも遠征で名古屋や大阪、北海道は単発で行ったことがあったんですが、実は昨年の"ガルレボ"が初めてのツアーでした。当然、行ったことのない場所もいろいろあって最初はちょっと不安な気持ちもあったんですけど、実際に始まってみたら6バンドみんなで回っていく感じが修学旅行みたいでとても楽しかったです(笑)。そして、一緒に各地を回ってくれるファンの方々に対しての心強さもすごく感じました。
みつき:全国ツアーはEmpressも去年の"ガルレボ"が初めてだったんですけど、初めての土地に行くからこそ新しく出会えた人たちがたくさんいて、みんなで音楽を届けることで人と人が繋がっていく素晴らしさというのをたくさん感じられたので、その経験を今年の"ガルレボ"にも活かしていけたらいいなと思ってます。
えれん:FullMooNもバンド歴は長いんですけど、ちゃんとツアーっていう名目で全国を回ったのは去年の"ガルレボ"が初めてだったピポ。
ALICE:えっ! そうだったの?
えれん:意外とそうなんだピポ。遠征はFullMooNもちょこちょこ行ってるから、各地に"FullMooNのこと知ってるよ"とか"以前観たことがある"みたいな人たちが散らばってるんだけど、去年"ガルレボ"で全国ツアーというものをやれたことによって、久しぶりにライヴハウスに来てくれた人たちとの再会や、新たにFullMooNを知ってくれた方々との出会いもあったので、また今年もこういう機会をいただけて本当に嬉しいピポです。
リヲ:去年の"GIRLS ROCK REVOLUTION"は、私たちLUCIDAがデビューした2週間後くらいに始まったんですよ。ツアー初日が3回目のライヴとかだったので、そんな新人がツアーに連れてってもらえるなんて本来ならありえないことでしたし、全国いろんなところで本当に貴重な体験をさせていただきました。ほぼ全部の場所が"初めまして、LUCIDAです"みたいな感じで、だからできることないかなと思って、各地方ではいろんなお店にも挨拶に回って、バンドやイベントのことを宣伝させていただいたりして、去年のあの8ヶ月間はデビューしたばかりだったLUCIDAにとって、間違いなく最も成長することができた大切な場だったと思います。
ALICE:デビューして間もないバンドが普通に過ごす8ヶ月と比べたら、いきなり全国規模のイベント・ツアーに出て過ごした8ヶ月は密度が絶対に違っただろうね。
リヲ:そうなんですよ。今年はその第2弾ツアーがあるということで、今からモチベがすごい上がってます。次の"ガルレボ"もきっともっと成長できると思いますし、去年よりも成長しているはずのLUCIDAをまたいろんな人たちに観ていただきたいです。
ALICE:去年は周りに付いていくのに精一杯だっただろうけど、それでもちゃんと最後まで走り抜けたからね。LUCIDAも去年よりたくましくなってるんじゃないかな。
えれん:今年のLUCIDAを観る人はビックリするかもしれないピポね。
リヲ:皆さんに"1年でこんなに!?"って思ってもらえるように頑張ります!
-ということで、ここまでは皆さんから昨年のツアーで得た成果の部分のお話を中心に伺いましたけれども。逆に、前回の"ガルレボ"で"これが大変だった"という苦労話についても伺ってみたいです。
ALICE:8ヶ月の長いツアーだったんで、体調面ではねね(FullMooN/Vo)ちゃんも途中で大変そうだった時期があったし、私も2回ライヴを欠席してしまったことがありました。さっきは"みんなでしっかりと年末まで回り切れた"とか言ってましたが(苦笑)、静岡と柏はどうしても声が出ない状態で出られなかったです。その2本は代わりにAYUKIが歌ってくれたんですよ。
-"Risky Melody feat.RAIDEN"として乗り切ったわけですね。
AYUKI:いえいえそんな。リスメロとリスメロのファンの方たちに対して"失礼します、歌わせていただきます"という気持ちでやらせていただきました。
ALICE:ほんとあの2本は申し訳なかったです、助かりました。
えれん:長いツアーは体調管理が大変ピポ。特にヴォーカリストはねぇ。
ALICE:あと、ツアーが初めてで大移動に慣れてないメンバーたちは旅そのものも結構大変だったんじゃない? Siriusはどうだった?
Miwa:うちは移動中から本番に掛けての間に何かとアクシデントが起きてしまって、それが大変でしたね。特にツアー前半は気持ちを整えきれないままバタバタと準備してステージに立つ、みたいなことが結構あって。もちろんそういう状態でも本番をちゃんとやるのがプロだろっていう話ではあるんですけど、ワタワタしたまま"あれ? あっという間に終わっちゃった......"という感じで、毎回ずっと必死だったんですよ。さすがにこのままではマズいとなり、途中でみんなで反省会をしまして"まずは落ち着こう"というところから話をして、1つずつ"こういうときはこうしよう"って対策していくようにした結果、どんな状況でも本番前にはちゃんとスイッチ入れるということが少ししずつやれるようになってきました。今年はもっと切り替えを上手くしていきたいです。
ALICE:Empressは楽屋がいつも穏やかな雰囲気だったよね。
みつき:うちはみんなマイペースで、移動中の車でそれぞれ自分のことを整える感じなんですよね。で、ライヴ前にメンバー全員で"今日も楽しんでいくぞ!"って掛け声をして始めるんですけど、その繰り返しを普通に毎回やれていたのが良かったのかなと思います。去年は常にみんないいコンディションでしたね。
ALICE:メンタル安定してるんだね、Empressは。
みつき:そんなことないです。ただ暢気なだけだと思います(笑)。
-FullMooNは全国ツアーこそ初だったそうですが、バンドとしての経験値はもう百戦錬磨でいらっしゃいますものね。特に動じるようなことはなかったのではありません?
えれん:去年大変だったのは、沖縄での滞在が長期になったことくらいピポ。もともとは2日くらいの予定だったのが予期せず5日間ぐらいいましたピポ。
ALICE:飛行機がね。連休が重なって航空券の値段が高くなっちゃってたから、平日に帰ろうってなったんですよ。
-つまり、沖縄でオフを過ごすことになられたのですね。羨ましいです。
えれん:ところが、FullMooNは遠征慣れしすぎていてオフ日はホテルにみんなこもったままだったピポ(笑)。でも、Siriusは謎の島に行ってたピポ?
ALICE:Siriusはみんなでどっか遊びに行ってたよね。
Miwa:猫がいっぱいいる奥武島っていうところに行きました! そこで猫と遊んで、天ぷら食べて楽しかったです(笑)。
えれん:めっちゃエンジョイしてたピポね。FullMooNはホテルにこもってご飯はコンビニだったピポ。
Miwa:沖縄なのにもったいなーい(笑)。
-ソーキそばくらいは食べに行かれても良かったのでは(笑)。
えれん:みんなライヴで疲れちゃってて、食べに行く元気がなかったピポ。でも、ソーキそばは一応ライヴの日に食べたピポ!
-RAIDENは去年の"ガルレボ"で大変だったことは何かありました?
AYUKI:ツアー後半で"この期間中になんとかリリースをしたいな"と思っていたので、それこそ沖縄にいたときは"このままだと間に合わない!"って焦りながら、CD(2025年12月リリースの1st EP『残響UTOPIA』)制作にまつわるいろいろな作業とか、携帯でずっとCDの業者さんとかとやりとりをしてました。
えれん:沖縄で仕事に追われてたなんて大変ピポ。
AYUKI:目の前にいっぱいキラキラしてるものとかお店があったので、気持ちは一瞬浮かれそうになりましたけどね。そうはいかなかったです(苦笑)。でも、その甲斐あっていい作品ができたので良かったなと思っております。
-そうした悲喜こもごもの様々な経験もありつつで、きっと今年の"GIRLS ROCK REVOLUTION"は6バンドにとってさらに実りある場となっていくことでしょう。皆さんはこの第2弾ツアーで、バンドとしての魅力をどのようにより打ち出していきたいとお考えですか?
えれん:去年11月、"ガルレボ"の後半でFullMooNは『JEWEL』というミニ・アルバムを出したピポ。その中に入っている曲たちをまだライヴで披露することができていない場所もたくさんあるので、今度のツアーではそれを中心に聴かせていくつもりピポ。あとは、それだけじゃなくてさらに新曲とかも作ってみんなに聴かせたいと思ってるピポ。
Miwa:私たちSiriusも、今年はツアー中にリリースをしたいと思ってます。その新曲たちを持って、またちょっと貫禄を付けてから地方公演に臨みたいです。
みつき:Empressも4月29日に新しいCD(EP『BERSERK』)を出すので、今年はその曲たちと全国を回っていく予定です。ちなみに、今度の作品はこれまでのEmpressとは少し違った雰囲気が詰まったものになりそうなんですよ。前作(2025年7月リリースのミニ・アルバム『MYGAME』)がハード・ロックとキャッチーさの融合した感じだったとすると、次の作品の新曲たちはガッツリとハード・ロックです。
リヲ:LUCIDA自体も今年で2年目ということで、4月には1周年記念のワンマン("4/6 LUCIDA 1st ONE-MAN LIVE 【THE FIRST OF RADIANT】")をやるんですよ。今はちょうどそのライヴに向けて新曲をたくさん練習しているところなので、私たちとしてはいろいろな意味でそのワンマンを新たなスタートとして考えているんですね。だから、今年で2年目になる"ガルレボ"ではやっと地に足の付いたLUCIDAというバンドを皆さんに楽しんでいただけるようにしたいです。
AYUKI:去年のRAIDENは"バンドになったよ!"っていうところで回らせていただいたんですが、今年はやっぱり2年目ですしね。去年たくさんの経験を積ませていただいたので、それを活かしながらRAIDENらしさを出したライヴをやっていきたいです。そして、"ガルレボ"自体も思い切り盛り上げていけるようにしていきたいと思ってます。































