－2日間を通して多くのアーティストが参加される"Hotty&Rhythm Summer Festival 2023"ですが、激ロックの読者を対象とした場合にALICEさんが特におすすめしたいのはどのアーティストですか？

どのアーティストもおすすめなんですけど、激ロックっぽいのはBroken By The ScreamとかMAZE-BAND SET-あたりですかね。あとは、ちぃたん☆KISS～愛のROCK BAND～も面白いだろうし。ノンジャンルのフェスだけに、ArkRoyalみたいなメタルのバンドもいれば、Grand chocol8とかもいて、普段だったらあんまり一緒のイベントには出ないような人たちが集まってるところも見どころなんじゃないかな。きっと初顔合わせなバンド同士もいるはずだから、そういうレアな組み合わせが楽しめるのも"Hotty&Rhythm Summer Festival 2023"の大きな特徴です。

－Risky Melodyの音楽性の広さと、顔の広さゆえに、この"Hotty&Rhythm Summer Festival 2023"はノンジャンルで幅広いフェスになっているわけですね。

まぁ、リスメロはメタル系からポップ系までいろんなイベントに出てますから（笑）。このフェスでは、来てくれるみんなにも雑食になっていろんな味を楽しんでほしいですね。新しい音楽と出会ういいきっかけになってくれたら嬉しいです。

－それこそRisky Melodyにはハードな曲からキャッチーな曲までいろいろありますけれど、野外フェスで特に映えそうな曲はどのあたりになるのでしょうね。

「ALL AS ONE」（2017年リリースの3rdシングル表題曲）ですね。これは最初から野外でやることを踏まえて作ったものだし、たとえリスメロのことを知らない人でもEDMのノリでみんなで目一杯盛り上がれるような曲になってるんで、音に合わせて手を上げたり跳んだりしてもらったらきっと誰でも楽しめると思います。ほかにもおすすめの曲はいろいろあるけど、野外でやるってなったら「ALL AS ONE」が優勝でしょう（笑）。

－そうした目玉曲も交えつつ、今年の"Hotty&Rhythm Summer Festival 2023"に向けたRisky Melodyとしての戦略はもう定めてあるのですか？

それが、毎年"Hotty&Rhythm Summer Festival"でのライヴに関しては純粋に"盛り上げたい"っていうことしか考えてないんですよ。どこのバンドからお客さんを獲りたいとか、そういうのも全然なくて。みんながさんざん楽しいステージを繰り広げてくれたあと、最後に出てく立場ですからね。とにかく野外の大きいステージで気持ち良く歌って、ノリとしては"みんな、お疲れー！！"っていうモードなんですよ（笑）。

－ちょっとした打ち上げ感が漂う感じなのですね。

そうなんですよ。しかも、リスメロに関しては2日間通してずっとメンバーがそれぞれ屋台にいたり、お客さんたちともずっと接してますからね。ただライヴをやるっていう感じでは全然ないから、余計に最終日のラストは"2日間めちゃくちゃやり切ったー！！"っていう達成感が強くなっちゃいます。

－メンバー自ら屋台に出ているとはすごいですね。

何しろ、うちのバンドには調理師免許と栄養士の免許を持ってるうえ、発電機から何から用意して屋台ごと作れるAYA（Key）ちゃんがいますから（笑）。彼女がちゃんと保健所にも許可を取りに行ってくれるんで、ほかのメンバーもフェスTを着て一緒になって焼きそばとかフランクとか作ったりするんですよ。

－おもてなしぶりが限界突破しているではありませんか。

お客さんたちがかき氷食べたり、ビールを飲んだりしつつ、ライヴで思いっきり汗かいてぐちゃぐちゃになりながら楽しそうにしてる姿を見てるのも、私たちとしては嬉しいことですからね。みんながニコニコしてるのって最高ですよ（笑）。

－ましてや、今年は昨年よりもライヴに関するガイドラインが規制緩和されておりますし。これまで以上に自由な形でフェスを楽しむことができそうですね。

たしかに、2020年と2021年はやむなく中止になったりしましたし、去年も野外フェスだとは言ってもまだ規制はあって、除菌の準備とか、全来場者の連絡先を確認したりする必要とかもあったんですけど、今年はようやくフリーな状態での開催が叶いました。もちろん、それでもしなくちゃいけない対策はちゃんとしますけど、ほんとやっとですよ。やっとやりたいことをやれるようになりました。

－慎重なタイプでまだちょっとライヴハウスに行くのは怖い、という人でも野外なら安心ですしね（笑）。

もちろん、通気性は抜群なんで安心です。ただ、屋根はあるけど一応日焼け止めと虫よけスプレーは各自で用意してきてくださいね。あとはもう、みんなで夏休みの最後を野外で一緒に思いっきり楽しみましょう。フェスはいろいろあるけど、これだけホットな女性アーティストを集めた2デイズのお祭りはほかにそうないと思いますし、サブステージも含めて本当に私が自信をもっておすすめできるいいアーティストばっかりなので、ぜひみなさん気軽に遊びに来てください。もし雨がたくさん降りそうな場合は、いっそのこと水着で来たらもっと楽しめるかも（笑）。