INTERVIEW
Risky Melody
2023.06.02UPDATE
2023年06月号掲載
Member:ALICE(Vo) Asumi(Gt) HaRU(Ba) ayae(Dr) AYA(Key)
Interviewer:杉江 由紀
この9周年ライヴを成功させて10周年にきっちりと繋げていきたい
-一方、その多才なayaeさんにとっての相方にあたるベーシスト HaRUさんは、どのようなタイプのプレイヤーでいらっしゃるのでしょう。
HaRU:5人の中で唯一、私は前にも後ろにも行けるお得なポジションだと思ってますね。ライヴでのパフォーマンス面では、ガンガン前に出て煽ってライヴを熱くするのが自分の役割なんですけど、サウンド面で言うと最近のRisky Melodyの曲にはロックなものだけじゃなくて、EDMっぽい雰囲気のものもあるので、そうなってくるとリズムが何より重要になってくるんですよ。だから、音の面ではそこをしっかりと押さえつつ、煽るときは煽るよ! っていう姿勢でいつもライヴをやってます。とってもお得だし、すごく楽しいポジションだなっていつも感じてるんです。
-HaRUさんは外向的なキャラでもいらっしゃいますよね。
HaRU:あんまりベーシストっぽくないねって人からよく言われます(笑)。喋るのも大好きだし、煽るのも得意だから、ベース・アンプの前で黙々と弾き続けてるみたいなタイプとはまったく違うでしょうね。もしかしたら、Risky Melodyは、ギターとベースのキャラが世の中の多くのバンドとは真逆なのかもしれないです(笑)。
Asumi:(笑)
ALICE:ほんと、HaRUが入ってからリスメロのライヴの雰囲気は明らかに変わりましたからね。前と比べるとやたらとノリが良くなったんです(笑)。
HaRU:だって、ノリが良くないとライヴ楽しくないじゃない!
AYA:HaRUはいつも元気がいいし、たまに反抗期みたいな感じになるときはメンバーみんなでブレーキをかけるんですけど(笑)、とにかくバイタリティがあって、フットワークも軽いし、サヴァイヴァル能力も高いですね。
-サヴァイヴァル能力!?
AYA:前に、ツアー中サービス・エリアでHaRUを乗せ忘れちゃったことがあったんですよ。で、そのときはたまたま彼女の携帯のバッテリーも切れてる状態だったんですけど、知らない人に充電器を借りて充電をさせてもらって、その人のトラックに乗せてもらってなんとか私たちに追いついたっていうことがありました(笑)。
HaRU:ヒッチ・ハイクしちゃいました(笑)!
-なんともたくましすぎますね。ただ、それだけ強キャラのHaRUさんにも負けないほど、Risky Melodyのフロントマンとしての圧倒的な存在感を放っているのが、ヴォーカリストのALICEさんでもあります。唯一のオリジナル・メンバーということもあって、ALICEさんはリーダーでもいらっしゃるのだとか。
ALICE:自分であえて言っちゃいますけど、私はRisky Melodyの"核"です。
HaRU:そりゃそうですよ。間違いない!
ALICE:自分の発想とか、考え次第でRisky Melodyの動き方も変わってしまう可能性があるので、ブレることができない立場でもあります。
-歌を表現する人として、ALICEさんが大切にされているのはどのようなことですか。
ALICE:私がバンドを始めたのは高校生からだったんですけど、Risky Melodyを始める前にはタレント活動も始めるようになって、その一環で舞台での芝居もしていたんですよ。というか、それは今もしてるんですけどね。だから、ライヴでのパフォーマンスにも、演劇的な要素が入っているところはかなりあるんじゃないかと思います。普通に歌うだけではなくて、自分で書いている歌詞の世界や、ワンマン・ライヴとしてのストーリー展開を、観てくれる側に伝えるにはどうしたらいいのか、ということを意識しながら身体をすべて使って表現するように心掛けていますし、それはありがたいことに自分の身についていることだとも考えてますね。
-では、ここでツインテール姿がトレードマークになっているAYAさんについても、うかがってまいりましょう。Risky Melodyのキーボーディストとして、ご自身はどのような貢献をされていると考えていらっしゃいますか。
AYA:私は2期(※2018年5月以降)になってからRisky Melodyに加入したんですけど、初期の頃にはキーボーディストがいなかったぶん、そこからバンドの音が大きく変わったところはあったと思います。ライヴに関して言うと、初めて来てノリ方がよくわかんないみたいな人はまず私を観てほしいですね。位置的にはステージの後ろにいるんですけど、だいたいいつも右手で弾いて左手で煽ってるので、私の真似をしてくれれば大丈夫です。あと、リスメロ的には私はキュート担当です♪
-さすがです。ツインテ女子ならではの力を発揮していらっしゃるのですね(笑)。
AYA:このツインテはマストで外せません(笑)。
ALICE:でも、この見た目とキャラのイメージからいくと、実際のステージングは結構ギャップあると思いますよ。調理師免許とか栄養士の免許も持ってるし、女子力も高くて、キュートな雰囲気でちょっと頼りなさそうにも見えるわりに、ライヴではキーボードをアグレッシヴに叩きながら弾いてますから(笑)。そして、うちはAYA以外がみんなB型なんですね。ひとりだけAYAはAB型なんで、唯一のA型要素を持ってるだけに最も頼りがいがあるメンバーでもあります。
HaRU:リスメロはみんなキャラの方向性がバラバラなんですけど、意外とこれはこれでバランス取れてるんだと思いますよ(笑)。
私たちの生き様とリアルなメッセージ、チッタから始まる新ストーリーを届けたい
-5人の個性が融合することによって生まれるRisky Melodyのライヴ空間は、さぞかし唯一無二なものを感じられる場なのでしょう。今年は5月だけでも17本のライヴをこなしてきているというだけあって、ライヴ・バンドとして叩き上げてきたその底力は、7月3日の川崎CLUB CITTA'公演"Risky Melody 9th Anniversary ONE-MAN LIVE~君と僕となら越えていける 2023~"でも、きっといかんなく発揮されるはずですよね?
Asumi:とにかく現時点で最高なライヴをしたい、というのが今の純粋な気持ちです。初めてRisky Melodyのライヴを観るよ、という人たちにもたくさん楽しんでもらえるように、当日に向けて準備をしていこうと思っているので、少しでもいっぱいの人たちに観てもらえたら嬉しいです。ぜひみなさん、遊びに来てください。
HaRU:去年が130本、最近は川崎で路上ライヴもやってるので、このペースで行くと今年のリスメロはライヴ総数が200本を突破しそうなんですよ。たぶん、それだけやってきてる成果はチッタ(CLUB CITTA')のステージでも生かせると思います。それと、最初はずっとライヴに来てくれてる人たちと、みんなで盛り上がれたらいいなと思っていただけなんですけど、路上ライヴをするようになってから、今まで私たちの名前すら知らなかったっていう中学生や、たまたま見かけて気になったっていう人たちとも出会って、チッタのチケットを買ってくれるような機会が増えて。ライヴハウスに行ったことがないっていう人も、今度のチッタには来てくれることになってるんですよ。その意味で行くと、もちろん、今度のライヴでRisky Melodyのことをもっと好きになってほしいって気持ちもあるんですけど、私はみんなに"ライヴハウスって楽しい場所なんだよ!"ということも知ってもらえたらいいなって気持ちでいます。時期的にようやくコロナも明けたことだし、疲れちゃってた心を解放しに来てください!
ayae:私たちにとってのライヴは、もはやライフワークと言うより生活そのものなんですよね。自分の音楽人生のすべてを捧げているRisky Melodyのライヴを、ぜひたくさんの人に観に来てほしいと思ってますし、私は川崎出身なので、小さい頃からの思い出がたくさんある場所の、大きいハコでやれるということにも思い入れがすごくあります。地元川崎市民の方々はもちろん、誰に見せても恥ずかしくない今のリスメロの姿を、今度のライヴではみんなに感じさせたいと思いますね。
ALICE:リスメロは200人くらいのハコでやった初ワンマン("Risky Melody 1st ワンマンライブ~君と僕となら越えていける~Risky Melody 1st Anniversary × ALICE 22nd Birthday")のときから、ライヴの構成とか演出も考えながらライヴをやってきたバンドなんですよ。そうやってここまでに培ってきたものが土台にありながら、チッタでは大きな空間ならではの舞台セットを入れたり、ライティングや視覚的効果も駆使したりしながら、音だけではなく目でも楽しめる空間を作っていこうと思ってますね。絶対、今まで以上に見応えのあるものを作れるという自信を持ってます。
-なお、今度のチッタでは一般エリアだけでなく、チケット代がお得な設定になっているという後方エリアも用意されるそうですね。
ALICE:ステージに近い前のほうで盛り上がりたいという人たちはもちろん、後ろのほうでじっくり観たいという方たちにも楽しんでいただきたいということで、今回はふたつのエリアを設けさせていただいたんですよ。それぞれの好きな場所で、自由に楽しんでもらえるようにしてあるんです。
AYA:とにかく、この9周年ライヴを成功させて10周年にきっちりと繋げていかないとね! 今度のチッタはRisky Melodyの未来がかかった、本当に重要な日になると思います。月曜日18時からのスタートではありますが、ぜひみなさんお越しください!
ALICE:チッタはRisky Melodyにとっては最大キャパでのライヴで、これはかなり背伸びした大きな挑戦でもあるんですけど、でもだからと言ってこれはゴールではないんですよね。結局コロナ禍の3年間で何を学んだかと言うと、ライヴをすることやバンドを続けることは、当たり前じゃないってことだったわけじゃないですか。つまり、挑戦っていつできなくなるかわからないということも知ったんですよ。だからこそ、私は挑戦することには大きな意味があると思うし、今は挑戦できることが楽しくてしょうがないんです。10周年へと向けた新たなスタートとなる今度の9周年のライヴでは、ここまでに積み上げてきた私たちの生き様とリアルなメッセージ、さらにチッタから始まる新ストーリーもみなさんに届けたいと思ってます。期待していてください!
LIVE INFORMATION
"Risky Melody 9th Anniversary ONE-MAN LIVE~君と僕となら越えていける 2023~"
7月3日(月)川崎CLUB CITTA'
OPEN 17:00 / START 18:00
一般エリア ¥4,000 / 後方エリア ¥1,000(D代別)
一般発売中
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