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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

DEXCORE

2018.06.20UPDATE

2018年06月号掲載

DEXCORE

Member:架神−kagami−(Vo) haku(Gt) 澄−to−ru−(Ba) 直樹−naoki−(Dr)

Interviewer:KAORU

グロウルやシャウトと、甘く繊細な歌声を自在に使いこなすヴォーカルが特徴の、メタルコア/デスコアを基盤としたV系若手注目バンド、DEXCORE。彼らが"新時代"をタイトルに掲げた3rdシングル『NEW ERA』を発表! 昨年末、地元名古屋にて初のワンマンを成功させ勢いに乗る彼らの新作は、デスコア・バンドらしい粒が揃った激しいリズムを振りかざしながらも、メロディ・ラインのポップさが際立っている。今回は、本誌初登場ということで、バンドの成り立ちを含めて、メンバー全員に話を訊いた。

-激ロック初登場のインタビュー、よろしくお願いします。DEXCOREは、2016年に架神さんと直樹さんが中心になって結成されたそうですが、おふたりはどこで接点があったんですか?

架神:いや、もともと接点はまったくなくて。

直樹:俺がやっていたDEATHGAZEが活動休止をして、新しくバンドをやりたいなと思ってTwitterで公募したんですよ。そこに架神君が応募してくれたんです。それが2016年で、初対面ですね。そのあとは一緒にスタジオに入ってみて、もう"彼しかいない!"って感じでした。

-具体的にどういう印象でしたか?

直樹:とりあえず、すごいイケメンだなと(笑)。きれいな子だなっていうのが第一印象ですね。歌も、クリアな声とシャウトがすごくて、これだけ揃ってるなら彼しかいないな! と。

-ステージに立っている姿はとても貫禄がありつつ、華やかですよね。DEXCOREに加入する前はバンドをやっていたんですか?

架神:曲はずっと作ってはいたんですけど、それまでは本格的にバンドをやったことはなかったんですよね。DEXCOREでようやくそれが叶って。

-架神さんが初めて曲を作ったのはいつごろですか? 最初からDTMソフトを使っていたのでしょうか?

架神:曲を作り始めたのは高1のころからなので4~5年前くらいからですね。最初はソフトじゃなくて、初めてバイトして買ったエレキ・ギターなんですけど、アンプも何もないからエレキの生音っていう(笑)。

-ギターのhakuさんとベースの澄さんはもともと知り合いだったのですか?

haku:そうですね。って言っても知り合ってからまだ1~2年ですけど(笑)。僕はDEXCOREが始動したころからサポートっていう形で携わっていたんですけど、前のベースが急に脱退したときに、"ちょうどいい人材がいるじゃん!"と思って澄君を引っ張っちゃいました。

澄:そしてあっという間に加入しました(笑)。僕も架神君とちょっと似ていて、ベースはずっと弾いてたんですけど、ほとんどバンドをやったことはなくて。どっちかというとライヴを観に行く機会の方が多くて、初ライヴのときからDEXCOREのことはちゃんとチェック済みだったんですけど、まさか自分が加入することになるとは思いませんでした(笑)。

-直樹さんから見たおふたりの印象というのはいかがでしたか?

直樹:haku君は努力家ですね。そこを最初に感じました。澄君は、やっぱりかわいさですね(笑)。キャラが良くて個性的なんですよ。そういう部分も重要ですからね。

-架神さんはどうですか?

架神:そのとおりです(笑)。僕が言うのもあれですけど、澄君はかわいいですね(笑)。あとhaku君はいい人(笑)。

-みなさんが聴いてきた音楽を掘り下げていきたいのですが、それぞれいくつか挙げていただけたら。

架神:UVERworldがまずは原点で、激しい音楽に目覚めたのは、中学生のときにマキシマム ザ ホルモンを聴いて"すげぇ! いろんな声が出るな!"って感動して好きになって。ヴィジュアル系だとthe GazettEですね。洋楽だとTHY ART IS MURDER、ATTILAが好きです。

haku:僕は最初に好きになったのがTHE BLUE HEARTSだったんですよ。兄貴の影響なんですけど。そこからX JAPANやL'Arc~en~Cielへと発展していきました。X(X JAPAN)からの延長線でメタル系を聴き始めて、BULLET FOR MY VALENTINEとかも好きになりましたね。ギター・ヒーローはhideさんなんですけど、知ったときは全然リアルタイムではなくて、映像だったり、音だったりしか知らないんです。でも、憧れの人ですね。

澄:僕はもともとBULL ZEICHEN 88を知る前に、IKUO(BULL ZEICHEN 88/Ba)さんと西川貴教さんがやっていたa.b.s.(abingdon boys school)で、初めてIKUOさんがサポート・ベースを弾いているところを観てベースを始めたんですよ。それを聴きながらも、the GazettEとかのヴィジュアル系も聴いていて。"こういう文化があるんだ、かっこいいな"と思ってさらにいろいろ聴き始めて、ライヴハウスにも行き始めるようになり、そこで初めてSel'mを観て、めちゃくちゃハマりました。Sel'mを知らなかったら、DEXCOREとも出会ってなかったと思います。

直樹:やっぱり、一番の原点はX JAPANですね。中でもYOSHIKI(Dr/Pf)さんに一番影響を受けていて。あの美学はすごいと思います。あと、それぞれ音楽性は違いますけど、Hi-STANDARDとSLIPKNOTにも影響を受けていますね。

-直樹さんのドラムからは、元SLIPKNOTのJoey Jordisonからの影響が感じられますね。粒がめちゃくちゃ揃っていて。びっくりしました。

直樹:なかなかやろうと思ってもできるものでもなくて、苦戦しましたけどね(笑)。でも結局は曲が好きじゃないと聴けないし、身体に入ってこないので、まずは曲が好きになってからコピーするっていうのの連続でした。

-(笑)ところで、DEXCOREの曲はすべて架神さんが作曲していますが、原曲をメンバーに渡す過程ではどのくらい完成している状態なのでしょうか?

架神:もう、ほぼほぼ完璧な状態ですかね。

-なるほど。直樹さんがバンドを始めたころとは明らかに作曲の方法が変わっていませんか?

直樹:そうですね。まず打ち込みにしても音質がすごく良くて、それこそ楽器やスタジオがなくても自分でできちゃうっていうのは、僕が中高生だったころからすると、すごい変わったって思いますよね。新しくなっても順応していくので、普段はそんなに意識してないですけど、改めて考えると(笑)。