INTERVIEW
Fo'xTails × ALL OFF
2016.12.13UPDATE
2016年12月号掲載
Fo'xTails:takao(Vo) 鳴風(Gt)
ALL OFF:so-hey(Vo) Yukio(Gt)
インタビュアー:荒金 良介 Photo by 川村 隼也
-takaoさん、ALL OFFをめちゃくちゃ聴き込んでるじゃないですか!
takao:俺、普段から聴いてるんですよ(笑)。
-ALL OFFから見て、Fo'xTailsの音楽は自分たちとどこが違うと思います?
so-hey:洗練されてますよね。俺らの「One More Chance!!」、「Never Gave Up」とか、泥にまみれた人たちがやってるような曲だから(笑)。あと、個人的にtakaoはズルいなと。歌が上手くて、ルックスがめちゃくちゃいいって、ハッ? みたいな感じで。どっちかくれよ! って思ってます。
一同:はははははは(笑)。
Yukio:Fo'xTailsの今回のアルバム(『INCEPTION』)を聴いても、まさに洗練されてるなと。アレンジを含めて、完成度が高いですね。ライヴを観たときも演奏がめちゃくちゃ上手くて。語弊はあるかもしれないけど、ラウド畑のバンドよりも全然クオリティが上だし、めちゃくちゃ勉強になる。いい刺激をもらえますね。俺らもライヴのクオリティをもっと上げなきゃいけないなと。
-そういう感想をもらって、Fo'xTailsのおふたりはいかがですか?
鳴風:演奏ばかりに集中したら、届くものも届かないだろうし、そのバランスが難しいですよね。上手く弾けばいいってわけでもないじゃないですか。
takao:そう、俺らの求めているものがALL OFFにはあるんですよ。お客さんとひとつになって楽しむという意味でALL OFFはすごいなと。そこは吸収したいですね。ライヴを観ていると、ついていきたいと思わせるんですよ。
so-hey:takaoはトーク力もあるからなぁー!
takao:いやいやいやいや(笑)。
-音楽はどういうものを聴いてきたんですか?
takao:バンドを始めたきっかけはUVERworldです。それからPay money To my Pain、coldrainもめっちゃ聴いてました。最近はPAPA ROACHの最新作(2015年リリースの8thアルバム『F.E.A.R.』)を聴いてます。メンバー全員が好きなのはNICKELBACKなんですよ。
-渋いですねぇ。
Yukio:ハード・ロックの要素はすごく感じます。特に鳴風君が作るリフはそういうテイストが強いから、ハード・ロックが好きだろうなって思ってました。
鳴風:そうですね。MÖTLEY CRÜE、SKID ROW、DANGER DANGERとかを聴いてました。
-DANGER DANGERも好きなんですか!?
鳴風:はい(笑)。ギター・ヒーローと言われる人たちは、そのへんに多いじゃないですか。逆に2000年に入ると、ギター・ヒーローはあまりいないから。
-たしかにそうですね。
Yukio:彼(鳴風)はギター・ヒーローですよね。ALL OFFにもそれっぽい奴(Gaku)がいるんですけど(笑)、メンバーの編成もある意味似ているなと。
takao:あぁ~、そうですね。
Yukio:俺は正直、ギター・ヒーロー系は通ってなくて。曲の根幹を作るタイプですね。本当に鳴風君は今までライヴハウスで観た中でも圧倒的にギターが上手い!
-ちなみに、鳴風さんが好きなギタリストは?
鳴風:Nuno Bettencourt(EXTREME)はズバ抜けて好きですね。
-あぁ、Nuno Bettencourt、Paul Gilbert(MR.BIG)は好きなんだろうなと思いました(笑)。
鳴風:まさに、Paul Gilbertもいっぱいコピーしました。日本人だと布袋(寅泰)さん、TUBEの春畑(道哉)さんが好きですね。
-ALL OFFがラウド系に目覚めたのはどのへんのバンドがきっかけですか?
so-hey:エモ、スクリーモ、ポップ・パンクが好きで、THE USED、STORY OF THE YEAR、BLINK-182、SUM 41とか聴いてました。"FUJI ROCK FESTIVAL"というより、"SUMMER SONIC"に来るようなバンドが好きでしたね。
Yukio:僕は最初の入りがパンクで、RANCIDだったんですよ。音楽に生き様が出ている感じがかっこいいなと。だから、ギターを弾き倒すというより、人間味が滲み出ている人が好きですね。ALL OFFの楽曲も最初はギター・ソロが一切なかったけど、ある日ギター・ヒーローが入ってきたんで(※Gakuが2009年に加入)。
一同:ははははは(笑)。