DISC REVIEW
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昨年12月に初のフル・アルバムをリリースした4人組が放つ6thシングル。表題曲はTVアニメ"時間の支配者"のオープニング・テーマで、ラウドロック×ピアノ×シンセのせめぎ合いが特徴的なアッパー・ソング。ボリュームのある間奏は特に演奏隊の聴かせどころが満載で、ライヴ映えも期待していてよさそうだ。Track.2もTrack.1に負けず劣らずのラウド・ナンバーで、音の仕掛けも多数。ポジティヴな言葉たちも痛快に響く。Track.3は伸びやかなメロディの存在感が大きく、そこに乗るまっすぐでゆとりのあるヴォーカルも清々しい。夏の青空を彷彿とさせる雄大な爽快感は、聴き手の甘酸っぱい青春の1ページを克明に呼び起こすのではないだろうか。3曲総じてかけがえのない"光"が描かれている。 沖 さやこ