INTERVIEW
HER NAME IN BLOOD
2016.09.14UPDATE
2016年09月号掲載
Member:Ikepy(Vo) Daiki(Gt) TJ(Gt) Makoto(Ba) Umebo(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-あのハイトーン・ヴォイスはマネできないでしょ!
Ikepy:ははは(笑)、いろんな表現を持ってるヴォーカリストが好きですね。もともとQUEENのFreddie Mercuryが好きだから。
-THE DARKNESSはQUEENの影響を受けてますからね。それと、Track.8「Psychopath」の遊園地風のSEも新しい試みですよね?
Daiki:楽しい音が逆に狂気っぽく感じて、よりサイコパス感を出せたと思います。実はほかにもお経や笑い声も混ぜているんですよ。笑い声はTJの声なんですけど。
TJ:ひたすらブースで笑うという。ほんとにみんなに引かれました(笑)。あと、ドラムにも注目して聴いてほしい。
Umebo:この曲は一番ブラストビートを入れてますからね。
-今作のミックスは、THE ROLLING STONES、Avril Lavigne、KORN、MARILYN MANSONなどを手掛けたTom Lord-Alge(※6曲担当)というすごい人を採用してますね。
Makoto:Tomにやってもらった経緯として、うちはレーベルが洋楽部門なのでダメもとでお願いしたらOKしてくれたんですよ。いろんな作品を手掛けている人だから俺たちとの相性はどうかなと思ったけど、右斜め上ですげぇいいものを上げてくれて。
Ikepy:一発でOKだったもんね。
Makoto:特にドラムの処理は近年やってもらった中で一番良かった。
Daiki:目の前で叩いてるんじゃね? って感じだもんね。
TJ:ヴォーカルも良かったね。今までと全然違う。
Makoto:Alex Prietoもいい意味でモダンにしてくれました。
-OZZY OSBOURNEの右腕的存在で、過去に『BLACK RAIN』(2007年リリースのアルバム9thアルバム)、『SCREAM』(2010年リリースの10thアルバム)などを手掛けたKevin Churkoの息子であるKane Churkoはどうでした?
Makoto:彼のミックスも独特で、キラキラした音にしてくれました。
-3人のミックス・エンジニアを使ってますけど、まったく違和感なかったです。
Ikepy:共通して"生の良さを活かしてほしい"という要望は伝えましたからね。
-わかりました。今作のボーナス・トラック曲「Last Day(KSUKE Remix)」(Track.14)もすごくかっこよくて楽しめました。
Makoto:彼(KSUKE)は同年代のレーベル・メイトで、同じスタジオで会うことが多くて。"リミックスしてよ!"とお願いしたら、すぐに返事をくれて。彼の解釈でやってくれたんですよ。
Ikepy:KSUKE君は思いっきりEDMのDJだから、自分たちとのギャップのでかさが面白いなと。
-今作のレコ発ツアーも本当に楽しみにしてます。来年はバンド結成10周年を迎えますよね?
Makoto:そうなんですよ。今、面白いことも考えているので楽しみにしてください!