INTERVIEW
SUNSET BUS
2014.03.11UPDATE
2014年03月号掲載
Member:SATOBOY (Ba/Vo)
Interviewer:荒金 良介
-今回セルフ・カヴァー作を出そうと思った理由から教えてください。
2、3年前から構想はあったんですよ。SUNSET BUSで3.6MILKのカヴァーをやろうかって。昔からお世話になった関係者、お世話になったショップの方から"3.6MILK出せや!"って言われて、"タイミングが合ったら、出しますわ"みたいな話をしてて。でもSUNSET BUSになったばかりの頃はSUNSET BUSでオリジナルを作って、ちゃんとアピールしたいという気持ちが強くて。これまでミニ作『Come Again』、Chokesleeperとのスプリット作『Cross Island』、1stアルバム『Beer Garden』、2ndミニ『HAPPY HOUR』を出して、次どうしようかなと思ったときに3.6MILKいっちゃおうかなって。僕、今36歳なんですけど、3月16日で37歳になってしまうんで。語呂合わせもあるし、36歳のうちに出してしまおうと。
-タイミングが良かったと。SUNSET BUSとしてバンドが軌道に乗ってきたからというのもあります?
今でもオリジナルを作ってはいるんですよ。今回のセルフ・カヴァー作は遊びの気持ちが強くて。SUNSET BUSのオリジナルはその後に出そうと考えているんですよ。これが本気と思われても、ちょっと嫌なので(笑)。遊びでやったよ、ぐらいのノリですね。
-では、今作の制作自体は楽しめました?
昔の音源を聴き返して、少しアレンジを変えたり、ここはあえて昔のままやろうという部分もあって。今は絶対そんな作りはしないけど、昔のごちゃ混ぜ感をあえてやるところもありました。
-選曲はどんな風に?
結局インディーズの頃の1枚目(『イェ~イ』)がいちばん多いですかね。その辺は自分らでも楽しめるし、今のお客さんも聴いてくれたら、気に入ってくれるんちゃうかな。
-やはり1枚目は初期衝動が出てる?
思い入れは強いですね。あの頃のハチャメチャ感というか、勢いだけっちゅうか(笑)。16年ぶりにレコーディングしたんですけど、当時のエンジニアさんと一緒にやって......。SUNSET BUSでも録音は同じ人とずっとやってるんですよ。今まで続けてきて、こうしてセルフ・カヴァーしてみると、嬉しさや楽しさ、いろんな人にお世話になったなあと思いますね。
-当時の音楽シーンも思い出しました?
当時は20歳やったんで、インディーズも盛り上がってきて、大阪のインディーズ・シーンも盛り上がってましたからね。Hi-STANDARD、SNAIL RAMPが出てきて......。
-90年代中期はスカパンク・シーンが盛り上がる直前ですよね。当時SUBLIME直径の3.6MILKのようなバンドは珍しかったと思うんですよ。結成は前身バンドを含めると、1995年ですよね?
そうですね。専門学校で母体ができて、卒業してから3.6MILKとして正式に活動を始めました。