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INTERVIEW

TRIPLE VISION

2013.12.05UPDATE

TRIPLE VISION

Member:吉川 彰一

Interviewer:ムラオカ

-まずは自己紹介をお願いします。

TRIPLE VISION entertainment代表の吉川です。

-SCREAM OUT FEST2014開催決定おめでとうございます。今回最大のトピックが新木場STUDIO COASTという大幅に規模をアップしての開催だと思いますが、新木場STUDIO COASTで開催するにあたっての経緯を教えていただけますか?

今回はフェス形式になって5回目の記念公演なので、いつもとは異なる会場やスタイルでやってみようのが発端ですね。 やるなら思い切って!勢い余って規模を4倍にしてしまいました。

-2010年にフェス形式になって以降、海外のバンドに関してはTRIPLE VISION所属バンドで縛っていましたが、今回再びレーベルの垣根を越えてワーナーのTHE DEVIL WEARS PRADAの出演が決定しています。今年のSOFブッキングはどのような考えをもって行われたのでしょうか?

過去4回の公演で出来なかったことや、やり残したことを今回でやりきるつもりでブッキングをスタートしましたね。 いろいろ振り切りってます(笑)。

-PERIPHERYは念願の初来日ですね。海外ではDjentの創始者のバンドの1つとしてなど非常に注目されているバンドですが、彼らを知らない日本のキッズに向けて彼らの魅力を教えていただけますか?

とにかく異常なくらい演奏が上手くて、曲がカッコイイ。びっくりするくらい複雑な展開や演奏をひけらかすんではなく、曲をカッコ良く聴かせるための要素として使いきってしまうセンスに脱帽です。 

-THE DEVIL WEARS PRADAは以前TRIPLE VISIONに在籍していましたので、こうやって再び招聘できたことは非常にうれしいことなのではないでしょうか?

そうですね、実は彼ら2011年のSOFに出演予定だったのですが発表の1週間前にドタキャンされてしまったんです。今回はリベンジ(笑)。その後SUMMER SONICで来日した時も強行スケジュールだったので、メンバーは成田と幕張を往復しただけだったし、今回は観光にでも連れて行ったあげようかなと(笑)。

-Fear, and Loathing in Las Vegasは2010年出演以来ですね。当時と比べ物にならないほどに大きく成長した彼らをこうやって再び迎えられることに関していかが感じていますか?

彼らは2010年にフェス形式としてスタートしたSOFの第1回公演にトップバッターとして出演してくれたんですが、あの時、彼らの演奏が始まった瞬間のフロアーの盛り上がりは今でもハッキリ覚えていますし、今も僕らのモチベーションになっています。SCREAM OUT FESTにとっては非常に重要なアーティストだと思っています。

-HER NAME IN BLOODはSOF最多出場バンドですが、SOF経験の豊富な彼らに期待することを教えてください。

STUDIO COAST完全破壊。

-SOFオーガナイザーの吉川さん目線でのフェス、イベントとしてのSOFの魅力を教えていただけますでしょうか?

毎年来ていただいている方も多いので、新しい試みや要素を入れたり、ブッキングを工夫をしたりしてサプライズがあるようにはしてるのですが、当然のごとく賛否もありまして(笑)。特に今回は"祭"なので、これまでとはガラっと変わりますのでよろしくお願いします。

-最近、海外のスクリーモ、メタルコア・シーンと国内の同シーンのリンク具合が以前ほど密接ではなくなってきているように思えてならないのですが、吉川さんの意見を教えてください。

CDパッケージ中心に形成されていた洋楽シーンと、ライヴを中心に拡大、成熟してきた国内アーティストによるシーンに距離が出来てしまったのは必然のような気もします。海外アーティストなしでも成立するシーン形成が進んでいるんだと思いますが、今後、国内アーティストが海外で活躍し、海外アーティストが日本でも活躍できる土壌を創る意味でも、洋邦関係なくミックスした流れを作らなきゃいけないですね。もう少し踏ん張らな!という感じです(笑)。

-そんな中、海外バンド、国内バンドどちらにも日の目の当たるSOFは日本にはなくてはならない存在だと思います。ご自身では現在のロック・シーンにおいてSOFはどのような役割、立ち位置を担っていると考えていますか?

以前にも一度話したのですがスタートした時点での目的だった"プロモーション"や"洋邦ミックスのイベント"としての存在理由はすでに失われていると思っています。これからは肩ひじ張らずに"楽しい"を追及できたらと考えています。