INTERVIEW
TONIGHT ALIVE
2013.09.11UPDATE
2013年09月号掲載
Member:Jenna McDougall (Vo)
Interviewer:ムラオカ
2008年にオーストラリアのシドニーにて結成された、紅一点キュートなブロンドヘア女子、Jenna McDougall率いる5人組。結成後わずか1年でシングル& MV「Wasting Away」と1st EP『All Shapes And Disguises』をリリース。1st EPは日本でもインディ・レーベルからリリースされ5000枚以上のセールスを記録し、PARAMOREに続く女性ヴォーカル率いるポップ・パンク・バンドとして知名度を上げることとなる。2011年10月には、本国オーストラリアではメジャーのソニーミュージックより、欧米では大手インディであるFearless Recordsより1stアルバム『What Are You So Scared Of?』をリリース。この作品は豪州チャート15位、USヒートシーカーズ・チャートにて7位を記録し人気を不動のものにしていく。そして約2年ぶりとなる2枚目のアルバム『The Other Side』を完成させたベストなタイミングで紅一点Jennnaに近況を尋ねる機会を得た。
-前作『What Are You So Scared Of?』はオーストラリア・チャートで15位、USヒートシーカーズ・チャートにて7位を記録しましたね。この結果には満足していますか?
もちろんよ。チャートにのったり、売れたりするなんていう望みを持ってあのアルバムを作っていなかったから、最初のアルバムに対する高評価に嬉しいおまけがついてきたみたいなものよ!
-2ndアルバム『The Other Side』完成おめでとうございます。完成した今の気持ちを教えてください。
とても幸せで満足しているし、ハードなツアーに出るのが待ちきれないわ。
-アルバム・タイトルを『The Other Side』にした理由を教えてください。
この名前は、アルバム制作の時期にTONIGHT ALIVEが経験した過渡期と個人的な成長というアイデアを実によく表している名前だと思うの。新しく見つけた視点や、自分の過去とは異なる側面を反映させたかったのよ。
-1stアルバムがリリースされる1ヶ月前からすでに今作の曲制作に入っていたとのことですので、かなりたくさんの楽曲をこのアルバムに向けて準備されていたんじゃないですか?
たくさんの曲を書いたわ。曲制作には2年も使ったし、その期間ずっと新しい要素を試そうと実験して来たの。とても自然なプロセスだったと思うけど、最終的には自分たちの音を見つけたと思うわ!
-今作で1st EP『All Shapes And Disguises』のミックスも手掛けている、地元オーストラリアのプロデューサー、Dave Petrovicを迎えた経緯を教えてください。
彼とは2009年から仕事をしていて、私たち6人の中にはいつも信じられないような関係や化学反応が起こるのよ!彼は私たちをバンドとしても人間としても理解してくれているから、彼と私たちにとって1番大きくて1番大事なプロジェクトを一緒にやることは、とても正しいことに感じたの!
-今までにないJennaのパーソナルな部分に触れていたり、とてもシリアスな内容の歌詞もあるとのことですが、その点を詳しく教えていただけますか?
そう、これらはとても個人的な内容よ。私は曲制作のプロセスを通して、人生で1番の学びのステージを乗り越えたと思うわ。中にはたくさんの自己の振り返りがあるし、直面したチャレンジを乗り越えたり理解する私なりの方法だったの。
-今作のサウンド・コンセプトを教えてください。
アルバムを作り始めたときから分かっていたのは、このアルバムに"新しい2013年のレコード"みたいに聴こえてほしくなかったの。私たちが聴きながら育った作品の良いところを再現して、可能な限りオーセンティックでリアルな楽器音にしたのよ。
-JIMMY EAT WORLDやANBERLINなどに通じる2000年代エモのテイストをアルバム全体から強く感じたのですが、意識してのことでしょうか?またそういったジャンルから影響は受けてきているのでしょうか?
もちろんよ!2000年代前半のロック、パンク、エモはそもそも私たちがバンドを始めようとしたきっかけだから、それらの要素は新曲にも自然に入ってきたの。
-日本盤にボーナス・トラックとして収録されている「Breakdown」は、GOOD CHARLLOTEのギタリストのBenji Maddenと共作した楽曲とのことですが、彼と共作することになった経緯を教えてください。
GOOD CHARLLOTEも私たちもEMI所属のアーティストだから、Benjiがオーストラリアの作曲家たちと仕事をしていて近くにいたとき、会ってジャムする機会があったのよ!