INTERVIEW
HEAD PHONES PRESIDENT
2012.06.01UPDATE
2012年06月号掲載
Member:Anza (Vo) Hiro (Gt) Narumi (Ba) Batch (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-10曲目の「Lost Place」ですね、いい曲ですよね。8、9、10曲目辺りは重い、軽いといった“単純なヘヴィ度数”ではないディープさを持っていますよね。あとは6曲目の「Where Are You」は5分以上の長い曲ですが3分ぐらいからガラリとヘヴィなパートが出てきてとても面白いですよね。そういう意味でいうとアルバム後半は上級者向けな楽しみ方が出来るのかなと思います。
A:正にその通りだと思います。とかいって(笑)。
-最近のAnzaさんの嗜好が最も反映しているのが「Rainy Stars」かなと思ったんですが、いかがですか?DEFTONESを思わせる部分があるというか。
A:やっぱりそう思っちゃいます(笑)!?このアルバムの中では一番好きな曲なんです。勿論全曲好きですけど。ただ……正直に言うと歌いづらいんですよ、この曲。
一同:(爆笑)
A:この曲って普通のリズムじゃないんでホント歌いづらいんだけど、それこそDEFTONESのChinoのあまりメロディが入らない、音符が入らないようなものに上手くすれば格好良くなるのかなって……。このメロディに関しては結構悩みましたね。
-すごく印象的で頭に残りますよね。
A:そう言ってもらえると悩んだ甲斐があります。この曲はメロディを作るのに時間掛かったよね?
H:うーん……。
一同:(笑)。
A:あたしの中では時間が掛かったの(笑)。
-「Stand In The World」のPVは予想に反して屋外ですね(笑)。初の屋外撮影はいかがでしたか?
A:青空が似合わないと言われ続けて12年。ついにやっちゃいましたね、青空の下で(笑)。
実は当初は、晴れてても修正して曇っている風にするって話だったんですけど、あまりにも綺麗な青色が撮れちゃって。今回のPVの監督が絶対に大丈夫だからこれでやらせてくれと自信満々で言ってきてくれたので任せることにしたんです。私たちは太陽が似合わないバンドNo.1だからって伝えていたし、自分たちでもそう思ってたんだけど、編集したものを見たら意外と普通だし違和感ないじゃんって。
H:イメチェンですね。
A:イメチェンだね(笑)。
H:夏といえば……みたいな。
A:でもあれ冬服だよね(笑)。
-次のPV撮影はプールサイドになるかもしれないですね(笑)。
一同:(笑)。
-今後も新作からPV撮影する予定はありますか?
A:考えてはいるんですが、まだ構想段階って感じですね。
N:どの曲で作るのかというところもね。
-アメリカでリリースした「Purge」と「Stand In The World」の2曲が収録されている『Purge The World』を出した経緯を教えてください。
A:単にアメリカに行くことが決まって、以前の作品はファンの皆さんは持っていると思いましたし、「Stand In The World」を聴いてもらいたいというのもあって、無理にお願いして作りました。
-「Purge」は13曲目に収録されているエピローグ的な曲じゃないですが、この2曲の組み合わせにしたのはなぜですか?
A:本当はフル・アルバムでも「Purge」が1曲目に来る予定だったんですが、それがなぜか最後になったという(笑)。まあ、リピートで聴けば最後の「Purge」から1曲目の「Stand In The World」に戻るわけじゃないですか。多分今後のライヴでは「Purge」が自分たちの入場ソングになると思うので、アルバム最後の「Purge」を聴いたときにHPPに会いたくなる、ライヴに行きたくなるような仕組みにもなっています。
-ここでちょっとリズム隊の2人が静かなので質問をしたいと思います(笑)。
Batch (以下B):来ないと思ってた(笑)。
-今回のアルバムのここを聴いて欲しいというポイントを教えてもらえますか。
A:お、ちゃんと言ってー!そこ大事だから!それでCDを買ってもらえるか、買ってもらえないか決まるからね。
Narumi&Batch:……。
A:え?なんで黙ってんの?
B:……。俺のドラムを聴け。
一同:(爆笑)