MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

IN FLAMES

2011.06.13UPDATE

2011年06月号掲載

IN FLAMES

メンバー:Björn Gelotte(Gt)

インタビュアー:米沢 彰 Translator : 国田 ジンジャー

-『Sounds Of A Playground Fading』のリリースおめでとうございます。通算10枚目という節目の作品となりますが、完成しての率直な感想を教えて下さい。

10枚目なんだけど、特に節目とか意識はしなかった。制作中に、“これって10枚目なんじゃない?”って突然気付いて驚いた。年を感じるよ(笑)。

-『Sounds Of A Playground Fading』(遊び場の音が消えていく)、とかなり意味深なタイトルが付けられていますが、このタイトルに込めた思いや意味を教えて下さい。

Anders(Vo)が歌詞を書く時、詳しく教えてくれないのがすごく彼の良い所なんだ。彼の頭の中に何かコンセプト的なものとか、アイディアを描いていて、それについて語りたいんだと思う。今回のテーマは様々なことに当てはめられる。このタイトルに関して、自分の個人的な意見だけど、肉体ではなく、精神的に大人になるという意味だと思う。現実の世界ではいろんなことが起きていて、自分がいるすごく守られた空間から出て、大人にならないといけない。もう一つの考え方としては、俺たちにあるすべて、人生、世界、すべてが決まった日、例えば5年後に終わるとしたら人はどんな風に生きるだろうか?パーティーばかりして、大いに楽しむのか、お互いの世話をし始めるのか、横になって、その日を待つのか?とても興味深いよね。

-今作はオリジナル・メンバーであり、中心人物でもあったJesper が脱退してから初のアルバムとなりますが、制作面でやはり大きな変化がありましたか?

そうだね、実際アルバムに取り組む人が違うから変化はあると思う。Jesperは制作に関して天才だったけど、俺たちもバンドとして卓越したソング・ライターだと思う。一番大きな変化はやっぱり、自分にもっと責任があると気付いたことだった。それが一番最初に考えたことで、どうやってアプローチしようかと考えた。リフとかメロディを考え、他のメンバーとも相談しながらやった。俺たちのサウンドを一番よくわかっているし、バックアップしてくれてよかったと思うし、考えをぶつけ合ったりするのも最高だよ。Andersが何もかもうまく行くように努力していた。本当にいい作業場になっていた。

-代わりに加入したNiclas Engelin(Gt)は如何ですか?以前にも加入していた経歴もあるので、スムーズに一つのバンドとして受け入れられたのではないですか?

Niclasは最高にいい奴だよ。俺が子供頃から知っているんだ。でもレコーディングには参加してないんだ。Jesperが脱退した時、俺は自分ですべてをやりたいと決めたので、アレンジメント以外は俺が頑張った。

-あなた個人にとっては、Niclasの脱退がギターに転向するきっかけとなりましたが、それを踏まえると今回の加入には複雑な思いがあったりするのでしょうか?

97年、98年だね。もうギターを14年くらい弾いているから、何とも思わないよ。前はドラムだったけど、その前はギタリストだった。バンドで一番腕がいいドラマーだったけど、めちゃくちゃヘタクソだったんだ(笑)。ちゃんとしたドラマーが加入してくれた時は本当に嬉しかった。端から見ると、Niclasの入れ替わりとか不思議な感じだろうけど、本当にいろんなことがあって、変わりつつバンドでありながら、普遍的なバンドでもあるんだ。

-『Sounds Of A Playground Fading』を拝聴しました。ミドル・テンポの楽曲が増え、よりエモーショナルで叙情的な面が強調された作品になっていると感じましたが、バンドとしてはどういった点を意識して曲作りをされましたか?

メロディ、そこからすべてが始まる。素晴らしいリフか素晴らしいメロディがあればいいんだ。デモを作っている段階からダイナミックなものになると思っていたし、何が必要なのかも把握できた。速い曲もあれば、スローもある、でもそうしたコントラストってアルバムを引き立てるために必要なんだ。最初から最後まで一気に聴いて欲しいアルバムなんだ。1曲ごとでなく、全曲、すべてを体験してほしいんだ。1曲だけヒットシングルにするのが好きじゃないんだ。

-もはやIN FLAMESといえばシンセサイザーなどの電子音抜きには語れない音楽性を確立していますが、シンセサイザー・トラックはメンバーの誰かが担当しているのでしょうか?ライヴでもシンセも含めて完璧にサウンドを再現していて、それを見る限り、一要素にとどまらない“サウンドの根幹”であるとバンドとしても強く意識しているように感じられますが、実際のところは如何でしょうか?

シンセはもう何度も一緒アルバムに参加してくれているÖrjan Örnkloo(Reroute to Remain, Soundtrack to Your Escape, Come Clarity)。ライヴはシークエンスを使うからサポートは要らないんだ。これ以上メンバーは増やしたくないしね。今は俺たちのサウンドの重要な一面なんだけど、シンセを取り入れた時、本当に幅広くなるし、欠かせない要素になっていった。小さなドラム・ループでもダイナミックになるからね。大事だよ。もちろん無くても俺たちの音楽は作り出せるけど、ケーキの上の生クリーム的な役割だと思ってくれればいい。