INTERVIEW
LOST
2011.04.07UPDATE
2011年04月号掲載
Member:HIROKI(Vo) TAG(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-あんまりダイレクトにガツンという言葉にしないという感じですか?一単語でイメージが付きすぎてしまうような。
T:そうですね。
-英語詞ベースのバンドさんで初めて日本語詞に挑戦したら“んっ??”って疑問符を投げかけたくなるバンドさんっていますよね。
T:ほんと難しいと思います。日本語っていうのは。
-そういう意味でいうと成功してると思います。異和感なく、聴けるんで。
T:ありがとうございます。本当に試行錯誤しましたからね。
-HiROKIさんの歌い方もあんまりねちっこい感じになっていないのがいいですよね。
H:一応意識的に心掛けています。
T:僕が気を付けて単語の選び方とかも、なるべく馴染みやすいようにとアドバイスもしてました。日本語ってどうしても母音が多くて子音が弱いんでべったりしちゃうんですよね。英語の中に馴染むようにするためには、子音をちゃんと発音して、母音は長い母音と短い母音っていうのをしっかり区別してとか、結構緻密にやりました。
-計算されてますね。凄い(笑)。
T:それは多分自然に出来る人もいっぱいいると思うんですけど、宇多田ヒカルだったり、YUIだったり。日本語だけど、何故か洋楽聴いてるのとあんまり感覚が変わらないっていう人は、中にはいますよね。
-Track.1「Cheers To The Blossom」ですが、先日のSCREAM OUT FESTで観たのですが、バッキング・ヴォーカルはTAGさんということでよろしいですよね?
TAG そうです。そうなんですよ。
-今までTAGさんが歌うことってありましたっけ?ないですよね?
T:ないです。
-あえて今回チャレンジしたのは何故でしょうか?
T:そうですね、ずっと歌とか歌詞とか2人で作ってるんで、作るプロセスの中では一緒に歌ってる時もいっぱいあるんですよ。ハモりの方を僕が歌って、HIROKI君が主旋歌ってとか。ただこの曲に関しては、1人2役がどうしても無理っていうのがあって、で、誰がやるかということになったんですけど、英語だったんで他のメンバーに任せられないっていうのがあって、この感じでやって欲しいねんけど、誰かできひんかなってなった時にHIROKI君に、“TAGさんやったらいんじゃないですか?”って言われて、“マジすか!?頑張るわ!”って(笑)。
H:この感じを出したかったんですよね。この感じをどうしても出したくて、TAGさんがいいなと思ったんで、ここは…どうか……
-やってくださいと(笑)。
初披露はSCREAM OUT FESでしたっけ?
T:そうですね。いや、もう、相当テンパりましたよ。マイクが横にあるっていうだけでドキドキするんで(笑)。
-プレッシャーで(笑)?
T:プレッシャーっす(笑)。けど楽しいですけどね。僕自信好きなドラマーが結構マイク横に歌う人が多いんで、憧れと言えば憧れでしたし。僕の理想としてはバンド全員が歌ってるっていうスタイルなんですよね。古い話なんで、みんなピンとこないと思うんですけど、PIANOっていうバンドが、ほんとに全員歌超上手くて、普通に三重声とか、ハモリが2つ3つあるってのが再現できるバンドなんですよ。BACKSTREET BOYSかっていうぐらい(笑)。コーラス・ワークの綺麗さみたいなものにすごい憧れがあって、ヴォーカルは多ければ多い方が僕はいいなっていうのがありますね。
-今って実際、スクリームを入れると?
T:マックス4人ですね。
H:ギターとベースが叫んだり歌ったりコーラスでやってるんで、あとは上手(かみて)のギターの人だけです。やんちゃなギターだけです(笑)。
-Track.4「Silver Flame」が先ほどおっしゃっていたリハと本番の間に作った曲でしたっけ?
T:めちゃくちゃ寒い中作りました。
-めちゃくちゃ寒い中作ったのに一番ポップな明るいトラックですね(笑)?
T:やせ我慢してる感じですね(笑)。
-季節でいうと…
T:冬です。