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INTERVIEW

LOST

2010.05.11UPDATE

2010年05月号掲載

LOST

Member:Nakamori(Vo) Sakamoto(Gt) Jossy(Ba) Morinaga(Gt) TAG(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-先月、先行シングル『Unwritten Pages』をリリースしましたが、周囲の評判はいかがでしたか?

Nakamori(以下N):評判は思ってた以上に良かったですね。すごくキャッチーだとか、聴きやすいとかプラスの意見が多くて素直に嬉しいです。新しいLOSTの名刺変わりになったんじゃないかと。

Sakamoto(以下S):そうですね。本当に、まさかこんなにいい反響があるとは思ってもみませんでした。CDを購入していただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

-そして6月9日に全12曲のフル・アルバム『DISCOVERY』がリリースされますね。
アルバムの曲作りを始めたのはいつごろからでしょうか?

Jossy(以下J):本格的に曲作り始めたのは、2009年4月くらいからだったと思います。もともとあった曲も数曲ありましたが、ほとんどが4月以降作った曲です。9月にアメリカでのレックは決まっていたので、緊張感溢れる作曲作業でした。

Morinaga(以下M): 元々あった曲もアレンジしつつ新曲作りと期間が決まっていたので9月まで本当にあっという間で。

-初の海外レコーディングとのことですが、苦労した話や印象に残っている話しがあれば教えてください。

TAG(以下T):レコーディング自体は全然問題なかったんですが、英語をしゃべれるのが僕だけだったので、通訳するのが大変でした。印象に残っているのは、ヴォーカル録りをKitのスタジオでしていたのですが、最終日にKitが家庭用プラネタリウムみたいなマシーンを出してきて、夜空の中で最後ヴォーカル録りをしたんですが、そりゃあもう本当にロマンチックでしたよ(笑)。

J:TAG以外の全員が英語しゃべれなかったので、コミュニケーションの部分で苦労しました。特にTAGには非常に苦労をかけたと思います!ただ音作りであったりレコーディングの作業は、こちらが何も言わなくても“それ!!”っていうものを提示してくれたので、さすがJamie先生という感じでした。

N:初の海外レコーディングはやっぱり緊張しましたね(笑)。 ヴォーカルは特に時間がなくて…。基本的に夜中のレコーディングで、声が出なかったなんて日もありましたし、終始テンパりましたね。でも無事に終わって良かったです。後は英語の壁ですね。英語を母国語とするエンジニアだけあって、発音には厳しく指導されたし、実際一番苦労したのはそこかもしれません。

M:やっぱり会話は苦労しましたし、TAGに迷惑かけましたね。でもそれ以外はもうすべてが新鮮でした。 ギターのレコーディングなんてアメージングの連続でしたね(笑)。レコーディング中にギターを弾いてる音が普段CDで聞いているような音でスピーカーから流れてくるんで、楽しくて仕方がなかったです。

-レコーディングでアメリカに行った際は現地でライヴをやりましたか?

N:一本だけやらしてもらいました。オーディエンスからは思ってたよりもはるかに受け入れてもらえて、盛り上がってくれて本当に最高の瞬間を味わえました。

T:僕たちは2週間という限られた時間しか滞在出来なかったのですが、友だちのSCAPEGOATにアメリカでレコーディングすることが決まったことを伝えると、“俺たちを日本に呼んでくれた恩返しがしたい”ってギターのJustinが言ってくれて。アメリカでライヴするのはずっと夢だったので、それはもう是非ということで。対バンはSCAPEGOAT 、WRETCHED、LETLIVE、SUGAR GLYDERとすさまじく豪華なメンツで、お客さんも300人ぐらいは入ってましたよ。想像以上に盛り上がって、物販も全部売れて、とにかく最高でした。ライヴ後日に街のHot Topicsに遊びに行ったら、キッズに“LOSTだよね!最高だったよ!サインして!”みたいな事もあったり、勘違いしちゃいそうになりました(笑)。

N:SCAPEGOAT には本当に感謝です。現地のバンドマンやお客さん、みんないい人ばかりでしたね。サインや写真を求められるなんて日本では考えられなかったので。

-A SKYLIT DRIVE、SCAPEGOAT、LETLIVE、PIANO、CROSSFAITHといった豪華なゲスト陣も参加していますがそれぞれのバンドのメンバーが参加した経緯を教えてください。

T:まずSCAPGOATのKitは親友で、レックも手伝ってくれていたので、そのままの流れで(笑)。LETLIVEはちょうど同じ時期にKitのところでフル・アルバムのレックをしていて、一緒に泊まっていたんですよ。ライヴも一緒だったし、その後みんなでレーザーガンで撃ち合うゲームしたり、一緒にピザ食べたりしているうちに仲良くなって。“せっかくだし、ちょっと参加してよ”って感じになったんです。PIANOのDanは、一緒に日本でツアーまわった時から“いつかLOSTのアルバムに参加したい”って言ってくれていたんで、最初からDanの歌をイメージして一曲用意していた感じですね。CROSSFAITHのKOIE君にはLOSTにないブルータルさを加えて欲しくて、お願いしてみたら快く引き受けてくれました。レーベルも違うA SKYLIT DRIVEのJagが参加してくれたのは、本当にラッキーでした(笑)。今回レックをお願いしたJamieとKitのチームで以前A SKYLIT DRIVEを手掛けていたこともあり、二人がJagを紹介してくれたんですよ。Jagからしたら、異国の全く知らないバンドだろうし、やってくれないだろうなと思いながらも、駄目もとで、“もし気に入ったら参加してくれない?”って曲を送ったら、“曲もすごくいいし、俺もイメージが湧いてきたから、是非参加させてくれ”ってすぐに返事がきて、僕らはみんなガッツポーズみたいな(笑)。