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INTERVIEW

ALEXISONFIRE

2010.12.20UPDATE

ALEXISONFIRE

Member:George Pettit(Vo) Jordan Hasting(Dr)

Interviewer:MAY-E

-その『Old Crows Young Cardinals』は、バンドの持ち味であるいわゆるメロディック・ハードコアのダイナミズムはそのままに、より洗練された印象を受ける作品でした。次回作はどんな作品になりそうですか?

G:11月5日にEPのリリースを予定しているんだ。このEPに関しては、洗練度は落ちると思うよ(笑)。サウンドも曲構成も、EPならではの自由な中でやっているからね。今回はその自由性を満喫するつもりさ。今までにないくらいに攻撃的な曲や、逆に今までにないくらいムーディーでソフトな曲もある。色んなタイプの音を出そうとしているんだ。
俺たちはこれまでの作品の中でも、それまでにない進化を求めてきたつもりでいるけど、ALEXISONFIREらしさは失わないようにしてきた。だから次のEPでも、変化に富んでいながらも俺たちらしい音は守っていくつもりだよ。

-楽しみにしています。あなた方がデビューした02年から現在までに、ハードコア・シーンにも変化がありましたよね。最近ではシンセなんかのエレクトロを取り入れるバンドも多くなってきましたが、現在のハードコア・シーンをどう見ていますか?

G:ハードコアって、ある意味では以前よりポピュラーなものとして広く受け入れられるようになってきたよね。それは良いことだと思うんだけど、今のハードコア・シーンは、言わば巨大な悪夢さ。

-巨大な悪夢、ですか(笑)。

G:そう、巨大な悪夢だよ。何故なら、君も言ったようにシンセを使ったり、ヴォーカルにもオートチューンを使ったりしているバンドばかりだろ?ああいうバンドが増えていく度に、俺たちは逆にもっとパンクなものを作りたくなってしまうんだ(笑) お前たちがシンセを使うなら、俺たちはハモンドのB-3(昔の電気式パイプオルガン)を使ってやるぜ!ってね。まぁそんな感じさ。
とにかく、今はハードコアがあまりにも振り回され過ぎている。ルックスも、まるでJONAS BROTHERSみたいな奴らばっかりだしさ(笑)

-確かに。では、今のハードコア・シーンに共感を受けるバンドはいますか?

G:LA DISPUTEとTRASH TALKだね。彼らはアメリカ・ツアーで一緒だったんだけど、すごく良いなって思ったよ。こういう音楽を初めて好きになったときの感覚を、彼らに会って思い出したんだ。DIYカルチャーも含めて、古き良きハードコアを持っているバンドだからね。

-なるほど。カナダのロック・シーンは今どんな風に盛り上がっていますか。

J:良い盛り上がりをみせているよ!

G:うん、CONSTANTINEとかFUCKED UPとか、良いバンドが出てきたからね。それに色んなスタイルのバンドがいるから、プレイしていて遣り甲斐を感じるシーンだと思うよ。

-帰国後の予定を教えてください。

J:帰国したら5日間だけ家に戻って、その後はヨーロッパ行くよ。イギリスも含め2週間のツアーを行う予定さ。その後はカナダに戻って、一週間と半分くらい休みをとった後に、カナダツアーが始まるんだ。12/19がツアー最終日だよ。