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INTERVIEW

HEAVEN SHALL BURN

2010.06.07UPDATE

2010年06月号掲載

HEAVEN SHALL BURN

メンバー:Matthias Voigt(Dr)

インタビュアー:米沢 彰

-6枚目となる『Invictus』の完成おめでとうございます。完成してみての感想は如何ですか?

ありがとう!! 今回の作品の出来には完全に満足してる。俺たちにとっては1歩前に進んだという感じかな。聴いた人たちが俺たちの進化に気付いてくれるかどうか分からないけど、俺たちは、この作品を作るにあたってけっこうな努力をしたんだ。

-『Invictus』を聴きましたが、あなた方のサウンドが更に突き詰められ、“聴くものをアツくさせる” HEAVEN SHALL BURNらしい作品に仕上がっていると感じました。これだけのテンションを維持してレコーディングを続けるのはかなり体力が要るのではないでしょうか?

誉めてくれてありがとう。最初にも言ったけど作品の出来には大満足しているんだ。俺たちは常に全てのエネルギーを投じてCDを作っている。だからアルバムは俺たちが何なのか?誰なのか?を反映している。俺たちはいまだにプロフェッショナルなミュージシャンなんかじゃないと思ってるし、レコーディングなんかをするのもホントに大変なんだ。だから俺たちは持てる力を極限まで出して、自分たちが愛する音楽を演奏する。もしかしたらそれがそのテンションの理由なんじゃないかな。 数日前に、あるバンドのインタビューを読んだんだけど、彼らも昔のスラッシュメタルについて同じことを言ってたよ。最近のいわゆるレトロなタイプのスラッシュメタル・バンドの殆どは、サウンドがリラックスし過ぎてるって言うんだ。そこからは、もはやそこにあるべきエクストリームさは聴こえないと。これは全てのヘヴィーな音楽に共通することだと思うんだよね。勢いを音に出そうと思ったら、やっぱりエクストリームにプレイしないといけないんだ。素晴らしいCDを作ることは、最高のミュージシャンじゃなくてもできる。大事なのは激しさなんだ。確かに俺たちは現代のスタジオの録音機器を使ってるけど、でも自分たちを限界まで追い込んでレコーディングしてるのも事実なんだ。だからCDを聴いた時にそのバイヴが伝わると嬉しいね。

-今作では、エレクトロのようなテイストが一部取り入れられているのが意外でした。確かにシーンではニンテンドー・コアと呼ばれるジャンルが確立しつつあったりもしますが、HEAVEN SHALL BURNはそういった流れとは別の所にいるものと思っていました。“良い意味で”期待を裏切った方向性だと思いますが、どういった経緯で、今作のサウンドスタイルにたどり着いたのでしょうか?

まあ、ニンテンドーなんとかはチャチで好きじゃないんだよね。俺たちはずっとDIE KRUPPUSとかTHINK ABOUT MUTATIONとかPITCHSHIFTERみたいなのが好きだったんだ。彼らは90年代にエレクトロニカを使ってヘヴィー・ミュージックを作り出した。RAMMSTEINみたいなバンドもブルータルで素晴らしいバンドだね。こういう新しいものを自分たちの音楽の中に取り入れる方法が分かってきたってことかな。でも例えば『Antigone』とかを聴いてもらえれば、あちこちにエレクトロな要素が見つかるよ。 だから物凄く新しいことをしたってわけじゃないんだよね。俺たちは常にブルータルな音楽と何か新しい要素を組み合わせることを考えていて、それを実践してる。曲がブルータルでアグレッシヴである限り、どんな要素でも加えていくよ。

-DEADLOCKの女性ヴォーカリストSabine Wenigerをゲスト・ヴォーカルにフィーチャーしたTrack.11「Given In Death」が収録されていますが、作品の中ではかなり異色なトラックに感じられます。どういった経緯で、またどういった狙いでSabineをゲストに迎えたのですか?

俺たちは随分前からDEADLOCKと友だちで、俺たちが彼女にお願いするっていうのは自然な流れだったんだ。全てはスムーズに進んだよ。録った曲を彼女に送って、彼女がDEADLOCKのギタリスト、Sebastianのスタジオに行った。作業が全部終わってから、その曲の彼らバージョンを俺たちに送ってもらったんだけど、凄く良かったんだよね。俺たちは遠くに離れたところに住んでたからそれしか方法がなかったんだけどさ。これは安楽死と教会がこれについて語る内容に関する曲なんだ。俺たちは更にエモーショナルな曲にしたくて、それを考えた時にSabineの声がピッタリ来ると思った。

-今作でもOlafur Arnaldsをイントロ、アウトロのSEに起用していますが、彼の作るトラックについて、ファンは、もはやHEAVEN SHALL BURNのオリジナリティに近いイメージで捉えていると思いますが、自分達ではどういった評価をされているのでしょうか?

彼に俺たちの新曲を録ったものを送って、彼がそれを聴いて曲を2曲書いたんだ。多分彼のサウンドはHSBのCDのトレードマークみたいになってると思う。『Antigone』以来の付き合いだからね。特別な雰囲気を作り出すために、こういう感じのイントロやアウトロが必要なんだ。「Deaf To Our Prayers」では彼と一緒に仕事をしなかったんだけど、やっぱり雰囲気作りっていう点では物足りなかったなと思う。なんかあれがないと不完全な感じがしちゃうんだよね、個人的に。