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INTERVIEW

GEN from Subciety × K from Pay Money To My Pain

2010.03.30UPDATE

GEN from Subciety × K from Pay Money To My Pain

Member:K × Subciety : GEN

Interviewer:ムラオカ

-話の中で所々には出てきていますが、Kさんから見たSubcietyの魅力をあらためて言うと?

K:バンド主観だなと。売る主観よりバンド主観なところが好きですね。あと嫌いな人とは絶対にやらないGENさんらしい頑固なところも好きですね。例えば“そこら辺歩いてる背が高くてかっこいいヤツつかまえてくればいいじゃないですか?”って思うんですけど、多分GENさんは嫌だって言うと思うんですね。“誰だか知らねえし”みたいな、そういうところが好きですね。

GEN:Subcietyの服のモデルをやってもらう条件には音楽をやってることっていう大前提があるんで、そこはやっぱりこれからも大事にしていきたいですね。

-話は変わりますが、お互いの目線から見た今のロック・シーンとは?

K:正直人様の畑は人様の畑なんで俺にはあんまり関係ないですね。かっこいいやつはめっちゃいるから、そのかっこいいやつらとは絶対的に話が合うんですよ。そこの感覚が合って話が合うやつらとは一緒になにかをやりたいって思うし。結論から言うとみんな好きなことをやればいいじゃん、それがやりたくてみんなバンドやってるんでしょ、だから俺も好きなことやるし、基本的には関与されたくないし、強制もされたくない。だから強制もしたくないって思ってます。それぞれに頑張ればいいんじゃないかなと。

GEN:とんがってる感じはないよね。それは最近ちょっと思う。

-とんがっているアーティストを探していくと今サポートしているバンドくらいしかいないのかなと?

GEN:頑張ってやっているバンドはたくさんいるんだと思うけど、自分たちの世界観をどこまで出せるのかっていうのは大事だと思うんで、楽曲だけではないし、ビジュアルだけでもないし、全体的な世界観が出来上がるバンドをサポートしたいと考えていますね。

-日本のロック・シーンは縦社会みたいなところがあるとよく言われます。そういうしがらみとかではなくて自由にやりたいようにやっていけばいいんじゃないかっていう思いはKさんにはありますか?

K:縦社会って、礼儀と絶対的に繋がっていると思うんですね。最近感じることに20歳、21歳くらいのヤツには礼儀がない。それはなんでかって言うと、多分俺らの世代で下に対して甘やかし過ぎた、ちょうど海外のロックが一気に入ってきて、よく聞かれるんですけど“向こうには敬語がないよね”、って。“いやあるから”と。初めに会った時に“よう元気?GENさん”とは俺は絶対に言えない。それは誰とでもそうですし、それはうちらのバンドが凄く売れようが売れまいがそれは全然関係ないですね。最低限の礼儀はあるべきじゃないかなと俺は思う。

GEN:K君はめちゃめちゃ礼儀正しいからね(笑)

K:俺はそういうの嫌なんですよ。

-自由を履き違えている?

K:そうそう、ロックを履き違えてるとか。“ロックだからいいんだよ”とかそうじゃなくて、“じゃロックなら人殺してもいいのかよ?”そういう話じゃない。パンクに対してもパンクは凄くセンシティヴであって、それをバネにして力に変えようとして必死に生きている、ホント人間臭い、そのまんまのものだと思うんですよ。とんがってりゃいいっていうパンクはあんまり好きじゃないですね。RANCIDとかも凄い好きなんですけど、人間くさいところに凄く惹かれますね。

-Kさんが『A.V.E.S.T』(4月17日にSubcietyが主催でSHIBUYA-AXで開催するイベント)に期待するものはなんでしょうか?

K:ライヴをやった後にどんだけ美味いビールが飲めるかってことですね。
難しい言葉はあんまり使えないんで、簡単に言えば満足できるかってことですね。

-ラインナップ的にもバラエティに富んでいて面白いですよね?

K:ボコボコにして欲しいですね。勝てない戦をしてみたい、音楽的にでもいいし、人間的にでもいいんで、ボコボコにされてそっから得るもんってあるから。基本Mなんで(笑)
勝てるヤツらとばっかり一緒にライヴをやっていたら、いつまでもそのレベルから上がれないんで、勝てないレベルにかかっていった時こそ絶対力になるからやりたいですね。

-勝ち負けとは?

K:音楽に対して俺は正直勝ち負けは持っていないし、さっき言った勝てる戦っていうのとはちょっと矛盾するんだけど、話している場所が違うんですよ、感覚的なんですけど。ボコボコにされたいって言うのは音楽的にこんなヤツらもいるんだな、勝てないなって思って俺全然駄目だなっ思って負けたなってこということですね。セールス的な意味合いで勝ったとか露出的に勝ったとか、そういうのははっきり言ってクソですね。基本的に音楽に勝ち負けはある訳ないし。