INTERVIEW
PANIC AT THE DISCO
2008.02.29UPDATE
Member:John(B)/Ryan(Vo.G&Key)
Interviewer:MAY-E
前作『Pray For The Wicked』が2作連続の全米1位を獲得する大ヒットとなり、日本では収録曲「High Hopes」がCMソングにも起用されるなど、ポップ・スターとしての地位を確立したP!ATD。約4年ぶりとなる最新作は、近作の打ち込みを主体としたサウンドから一転して、生バンドのライヴ・レコーディングを軸としたゴージャスなロック・アルバムだ。Brendon Urie(Vo)が敬愛する70~80年代のクラシック・ロックへのオマージュが随所に織り込まれつつ、P!ATDらしいひと筋縄ではいかないユニークな曲展開、そして重層的なコーラスを従え、自らの人生に基づいたストーリーを歌い上げるBrendonの唯一無二なヴォーカルが、単なる懐古ではないエンターテイメント作品であることを示している。前作でハマったという若年層から、ロックに夢中だったその親世代まで虜にしてしまうような、間口の広いアルバム。 菅谷 透