DISC REVIEW
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大阪を拠点に各地で精力的なライヴ活動を行うCHASEDが、現体制の名刺代わりとなる6thミニ・アルバムを完成させた。これまでは、界隈でも屈指の実力を持つKZKのヴォーカルを、ストレートに生かしたラウドロック・ナンバーが多かった印象の彼等だが、本作では、女性Voとのエモーショナルな対比を描くTrack.2や、エレクトロを用いたサウンドの中で深みのある歌を聴かせるTrack.3等、自由度を高めたアレンジで新たな魅力を引き出した楽曲を収録。ヘヴィネスや衝動を高めつつ、アンセミックでキャッチーな楽曲へとまとめ上げたTrack.6からは、あくまで"歌"で伝えていくというバンドの信念も感じられる。この先歩むべき道を照らす、希望と力が込められた1枚だ。 菅谷 透
