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INTERVIEW

Chased by Ghost of HYDEPARK

2021.07.07UPDATE

2021年07月号掲載

Chased by Ghost of HYDEPARK

Member:KZK(Vo) Taisuke(Gt) Issei(Gt) HiRo(Ba)

Interviewer:オザキケイト

そのエッジの効いたリフや重低音は、メタルコアやラウド・バンドのそれであることは疑いようがない。しかし、"僕たちの音楽はメタルコアでもラウドでもない"と言い切るのがChased by Ghost of HYDEPARK、通称チェイスドだ。彼らの音楽は唯一無二であり、メタルコアやラウドといったジャンルは彼らを表すピースのひとつでしかない。そんな彼らがあらゆる角度から"攻める"ことを意識した新世代ラウドとも言える3rdミニ・アルバム『RELOADED』をリリース。新たな挑戦が詰まったこの作品についてたっぷりと語ってもらった。

-まず、激ロック初登場ということで結成の経緯からお聞きしたいんですが、結成自体はかなり前なんですよね。

Taisuke:遡ること2014年頃になるんですけど、僕が友達に誘われてバンドを始めて、その言い出しっぺの友達がすぐにやめまして(笑)、そこからまたメンバーを探してやっと5人集まったと思ったらまたヴォーカルがやめて。

-なかなか幸先の悪い出だしだったんですね。

Taisuke:ちょうどその頃KZKが前にやっていたバンドと対バンさせてもらって、"すごくいいヴォーカルだな"という印象があったので、コンタクトをとってサポート・ヴォーカルとして加入してもらったのが現体制の始まりですね。

KZK:ちょっと特殊ではあるんですけど、2年くらいサポートをしていました。

-そこから現体制に至るまではどのようになるのでしょう?

KZK:僕が正式に加入するのと同じくらいのタイミングでHiRo君が加入して、そのときはまだ別のギターがいたんですけど、そいつがやめることになって、僕の地元の後輩であり、HiRo君の後輩でもあるIsseiが加入しました。

-当時のことは覚えていらっしゃいますか?

Issei:チェイスドは対バンしたことがあったので、存在は知っていました。当時からめちゃくちゃライヴがかっこいいなと思っていたところに、HiRo君からの猛烈なアタックで加入を決めました。

HiRo:僕はチェイスドの名前だけ知っていてライヴは観たことなかったんですけど、KZKに誘われて曲と映像を見せられたときに"絶対売れるわ"と思ったのを覚えています。

-チェイスドはその音楽性抜きには語ることはできないと思うのですが、以前から、ラウドの要素とアンビエントの要素がクロスオーバーするような音楽性だったのでしょうか?

Taisuke:KZKが加入する前まではシンセや同期は使わず、パワーでゴリ押しするようなバンドやったんですけど、KZKが正式加入して初めてリリースする作品(2017年リリースの1stミニ・アルバム『2sideS』)で初めて同期を使ったことで、"こんなに表現の幅が広がるんだ"と知って、そこからシンセや同期を使うことでどんどんシネマチックになり、今に至るという感じです。

KZK:このバンドのアンビエント要素に関しては僕の色かもしれないですね。というのも、僕はメタルコアも聴くんですけど、MUTEMATHやINCUBUSみたいなバンドからも影響を受けているし、シンガーで言えばBjörkが一番好きなヴォーカルだったりするので、制作していて僕がみんなにこういうのをやりたいってお願いすることが多いです。

-他のみなさんはどのような音楽がバックボーンにあるのでしょう?

Issei:僕は完全にメタルコアやDjentみたいな激しい音楽を聴くことが多いので、そっちからのインスパイアが多いですね。

HiRo:僕も同じくですね。前にやっていたバンドがラウド寄りのエモ要素があるバンドでもあったので、根はそこにあったりします。

Taisuke:僕は、メタルコアは後付けのタイプで、どちらかというとOASISとか、90年代のアメリカン・ポップスのメロディの感じがルーツですね。

-チェイスドのメロディを大事にする部分はそういうところの影響があるのですね。

Taisuke:しっかりメロディのある楽曲っていうのが寿命の長い楽曲だと思っているので、極論ギターやピアノの弾き語りでも成り立つレベルまで、メロディをしっかり作り込むという意識は作曲者のひとりとしてあります。

-では新譜『RELOADED』のお話に移ります。今作、特筆すべき点がいくつかあると感じていて、そのひとつが、これまでの作品の作り方と比較するとストレートでアグレッシヴな楽曲が多いところだと思うんです。

KZK:これまでは作品の中でもどこかバランスを考えて楽曲を作っていた面があったんですけど、今作はそういうミーティングは一切なくて、全員攻め攻めでライヴハウスで盛り上がれる曲作ろうぜ! くらいのミーティングしかしなかったので、各々がそのテンションで曲を作ったんだと思います。

-そしてもう1点が日本語詞の割合がぐっと上がった点ですよね。

KZK:もともとSTORY OF THE YEARやHOOBASTANK、LINKIN PARKが大好きで、そういうのを意識して作っていたんですけど、作っていくうちに日本語で歌いたい気持ちが芽生えてきたのと、単純にチェイスドの楽曲に日本語を乗せたらどうなんねやろ? と興味があったのもあります。また、そのタイミングでマネージャーから"1回日本語で絶対に伝えたいことを入れてみたらどう?"という提案もあったので、今回チャレンジしました。僕は日本人なので、絶対日本語のほうがいいし、日本語じゃないと伝わるものも伝わらないので。

-ちなみに以前KZKさんがTwitterで、"チェイスドの歌詞はずっとキレてる"とおっしゃっていましたが、今作の歌詞は?

KZK:怒ってません(笑)! 今作は僕がメインで歌詞を書いたんですけど、「million」や「STAY」、中でも特に「Mirrors」は等身大で書きました。なので、絶望と希望でいえば今作は希望の側面が色濃いと思います。

-では1曲ずつお話をうかがいたいのですが、まず「FAITH」はTaisukeさんの作曲ですね。

Taisuke:速いのを作ろうと思って作りました。ただ、サビのメロディ自体は1年半前からあったんです。でも、当時はアップテンポの曲ってどのタイミングで出せばええんやろ? というのがあって封印してたんですけど、みんなで話をしたときにガンガン攻めていこうとなったので、そのストックを引っ張ってきました。

-なるほど。

Taisuke:Isseiが作ってたデモのイントロがすごく良かったので、それを合体させて。さらにHiRo君から"ブレイクダウンを入れてみたい"という意見があったので、HiRo君の作ってるデモのブレイクダウンの部分も合体させて作りました。

-様々な意見や新しいアイディアを取り入れるという意味でも攻めてるんですね。

HiRo:そういう意味で僕もデモを聴いたときに"攻めやな"と思ったので、ベースのプレイでもバリ攻めたろ! と思って今までやってこなかったタッピングや、やったことないアプローチのフレーズをふんだんに取り入れています。

-続く「million」はHiRoさんの作曲ですね。

HiRo:まず、ライヴで爆アガりする曲という大前提があったので、自分がお客さんだったら、このリズムとこのフレーズがあったらめっちゃアガるなっていうのを盛り込んでみました。さらに、僕自身作曲が人生初だったので、リズムはYusuke(Dr)君、ギターはIsseiにいい感じにお願いして、KZKにめっちゃキャッチーなメロディをつけてくれとリクエストしてつけてもらったので、「FAITH」同様にみんなで作ってできた曲です。

Taisuke:各メンバーの得意なことが生きた曲やと思います。