DISC REVIEW
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未熟で、不安定で、向こう見ず。でもあの頃は今よりみずみずしい感性を持っていた気がするし、何より無邪気に夢を見ていられた。ヒトの思春期と青年期を"青春"とするならば、それはあまりにも短く儚い季節でしかない。ただその時期に得られた縁、想い出、きっかけの類い。それが一生モノになることは多々あるはず。3rd EP『2nd teenAger』で彼等が描くのは、そんな青春というものについて。MVも制作されたリード・チューン「ガロ」に詰まった衝動は、大人になりすぎた筆者にも激しくぶっ刺さってくる。逆にメロウな「hypnotic poison」もチルくて良き。"第二の青春を体感できる作品"との触れ込みが泣かせるぜ。 杉江 由紀