DISC REVIEW
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極限までシンプルなサウンドに振り切った前作『ひとりごと。』から、バンドの新境地へと踏み出したBugLug。その2歩目としてリリースされた本作は、ヒップホップ的なビートも取り入れた表題曲「OZ」、エキゾチックなオーラを纏った「知らぬが仏」、スカ・パンク調の「The Outlaw's Killing It」という、それぞれのアプローチで聴く者を踊らせるアッパー・チューンが3曲揃った。完全生産限定盤には本作の制作の模様を収めたドキュメンタリーや表題曲のMVに加え、今年8月9日"バグの日"に開催された、タイトル通り"歴代の名曲がずらり"と並んだフリー・ライヴの映像も収録。これまでのBugLug、そしてこれからのBugLug両方を楽しむことができる。 内堀 文佳