DISC REVIEW
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アルバム『A.G.A.G』をリリースした矢先、世界はコロナ禍に、さらにはギタリスト脱退と激動の季節を過ごしていたTAKE NO BREAK。そんな彼らが2年ぶりに放つ新体制での初シングルは、ヘヴィなギター・リフとSF的な様相のある電子音を搭載した、重量感のあるバンド・サウンドが押し寄せる「You'll be reborn」をはじめ、跳ね感のあるビートを土台に、ドラマチックに場面展開していく「CALLING」にしろ、感傷的な空気を放ちながらも"抱きしめた希望を 此処で繋いでいたい"、"煩わしい未来を諦めさせはしない"と力強く突き進んでいく「Can't see the light?」にしろ、どんな状況であろうとも前進を続けていく、彼らの今のスタンスがしっかりと刻み込まれた1枚となった。 山口 哲生