DISC REVIEW
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現代ギタリストの中でもトップクラスの技術を誇り、自身が率いるバンド FIREWINDのみならず、Ozzy Osbourneなど多くのアーティストとの仕事でも知られているGUS G.。前作『Fearless』(2018年)はDennis Ward(ex-PINK CREAM 69)をベーシスト兼ヴォーカリストに招いて歌モノも多く含まれる作品であったが、ソロ第4弾となる今作は完全にインストゥルメンタル曲のみで構成された、ギター・インスト好きには垂涎の1枚となった。圧巻のテクニックとメロディアスなギター・プレイの見事さは言及するまでもないが、メタルに留まらないコンポーザーとしての才能をも存分に発揮させた楽曲群に、多くのギター・キッズが憧れを抱くであろう。 井上 光一