DISC REVIEW
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OZZY OSBOURNE BAND/FIREWINDに籍を置く彼がデビュー作に続き、ソロ第2弾アルバムを完成させた。前作同様、Jeff Scott Soto、Jacob Bunton、Mats Levenという名だたるヴォーカル陣を迎えた作品になっている。ギタリストのソロ作といえば、自らのテクニックをこれでもかと開陳するタイプも少なくない。だが、彼はあくまで楽曲主義(=ソングライティング)にこだわり抜いた作風で、歌と演奏のマッチングにこだわったギター・アプローチを試みている。もちろんギター・キッズが喜びそうなプレイもふんだんに取り入れ、見せ場も盛り沢山なので安心して欲しい。スピード感に満ちたものから、じっくり聴かせる曲調まで取り揃え、歌を最大限に引き立てるドラマティックなギターが最大の聴きどころと言えるだろう。 荒金 良介