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DISC REVIEW

Firepower

JUDAS PRIEST

『Firepower』

Release Date : 2018-03-07
Label : SMJ
¥2,808

K. K. Downing(Gt)の脱退を受け、若きギタリスト Richie Faulkner加入後の第1弾にあたる前作『Redeemer Of Souls』の出来は素晴らしかった。結果も全米チャート6位という好成績を残し、ここに3年8ヶ月ぶりになる18thアルバムがついに完成。今作のポイントは80年代のJUDAS PRIEST黄金期に作品に関わったプロデューサー、Tom Allomを30年ぶりに起用していることに加え、売れっ子のAndy Sneapとの共同プロデュースにより、クラシックとモダンの両側面に気を配り、揺ぎなくも力強いサウンドを構築している点だ。先行シングル「Lightning Strike」を聴けばわかるが、キャッチーな歌メロとパワフルなリフで攻め込む"これぞプリースト!"と言える曲調で勝負。全体の作風も前作以上にコンパクトにまとめられ、血が滾るリフ押しの曲が多いという意味で6thアルバム『British Steel』に通底するパッションに漲っている。中盤にあるピアノを用いたインスト曲「Guardians」から「Rising From Ruins」という組曲形式の流れも聴きどころであり、グルーヴィなリフでフィジカルに訴える「Flame Thrower」、もの悲しいアコギのイントロも印象深いスロー・ナンバー「Sea Of Red」など、粒立った楽曲が揃っている。今作もプリースト・ブランドを守り抜いたハイクオリティな作品と言っていい。 荒金 良介