DISC REVIEW
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"喰らえ、これが東京ミクスチャー!"と戦いの狼煙を上げ、2013年結成の5人組、PRAISEがついにデビュー。ラップ×ラウドロックといういわゆるミクスチャー・ロックの延長上でタイトルに相応しい新しいサウンドをアピールしている。ジャズ、メロディック・パンク、ポスト・ハードコアなど、幅広いバックグラウンドを持つメンバーが顔を揃えているだけあって、ヘヴィに迫るリード曲の「Who Caused?」(Track.2)から、ポップな魅力もあるスロー・ナンバーの「NO PLAN DAY」(Track.5)まで多彩な計7曲を収録。耳に残るフレーズを奏でる2本のギターのアンサンブルを含め、動と静のコントラストを極端なまでに追求したバンド・サウンドは聴き応え満点だ。圧巻は「ACID」(Track.6)。エモーショナル且つドラマチックな演奏と歌に圧倒される。 山口 智男