DISC REVIEW
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『THE FIRST FRISSON OF THE WORLD』(2011年)、『THE HIGHEST OF DYSTOPIA』(2015年)に続く第3作。今回の取材に応えてくれた不動の3人に加え、前作から加入のOlly(Ba)、技術面のみならずルックス面でも注目を集めるAllen(Dr)という布陣で制作されており、前2作と同様に、NOCTURNAL BLOODLUSTなどの作品でも手腕を振るってきたHiroがプロデュース面に関わっている。楽曲はいっそう壮大且つ緻密に練り込まれ、紅一点であるEmiの屈強なグロウルを始めとする特徴的要素すべてが研ぎ澄まされている。しかも従来以上に日本のバンドとしての独自性を感じさせる今作は、彼らの飛躍作となるに違いない。 増田 勇一