DISC REVIEW
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"OZZFEST JAPAN 2015"出場時も堂々たるパフォーマンスを見せた彼ら。前作に引き続き、HIROKI(Dragon Ash)をプロデューサーに迎えた3rdミニ・アルバムが到着。ヘヴィな音像にエモに通じる繊細なメロディを加え、ラップも使いこなせば、メタル調の流麗なギター・ワークも披露し、高い演奏力とセンスの良さがギラリと光る。全7曲入りの今作は楽曲のアプローチは様々だが、一貫してwrong cityらしい雰囲気が伝わってくる曲調ばかり。その中で踊りたくなったり、歌いたくなったり、曲の世界観にどっぷり浸り切りたくなるものまで取り揃えている。とりわけ、聴き手を拒絶しないメロディの美しさはこのバンドの生命線と言えるだろう。CREEDENCE CLEARWATER REVIVALのカバーのTrack.7もハマッている。 荒金 良介