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INTERVIEW

wrong city

2013.12.04UPDATE

2013年12月号掲載

wrong city

Member:Victor (Vo) Onoshit (Gt) Atsushi (Ba) jorge (Dr)

Interviewer:篠崎 祐介

-はじめてのインタビューですので、バンド結成の経緯を教えてください。

Atsushi(以下A):Victorと僕とjorgeが、前のバンドを辞めるタイミングがたまたま重なってたんですよ。で、次に新しいことをやりたいなってタイミングで、人の紹介で知り合って3人でスタジオに入って、バンドをやってみようかとなりました。

Victor(以下V):まず俺が知り合いにjorgeを紹介されて、なにかの打ち上げの時にAtsushiが飲んで頭がパーになってたんですけど(笑)。

A:ちょうどその時に3人揃ってて、"ベースがいないからやってみないか?"って言われました。前のバンドを辞めてから1年ぐらい経ってた頃です。で、もう1人ギターが欲しいなって思ってたタイミングで、Onoshitがjorgeの知り合いってことで。

-じゃあスタートは3人で始めたんですね。

V:そうですね。最初は俺がピアノ弾いてみたり色々やってましたね。で、その後Onoshitが入ってから基本的に曲を作るのがOnoshitなんで、一気に曲を作るスピードがガッと上がりました。

-3人でやっていた期間はどれぐらいなんですか?

V:3ヶ月ぐらいですね。すぐでした。ひたすらギターを探してたんで。

-2012年結成でライヴをスタートしたのが8月からですよね?全員揃ってからどれぐらい経ってたんですか?

V:4ヶ月ぐらいですね。全体のスピードが上がってきた頃に、ちょうど知り合いのバンドの企画に誘われて、勢いで決めました。

jorge(以下j):とりあえずライヴをやるために急ピッチで曲を作りました。

V:1回ライヴをやってみれば、ライヴで分かることもあるだろうって感じで。で、そこからライヴは2ヶ月空いてデモを作ってました。

-ライヴ活動スタートからわずか2ヶ月でデモ・シングルを発売、1年での正式音源リリースとかなり早いペースですね。結成時からこういうプランがあったのでしょうか?

A:明確なプランはなかったんですけど、今までそれぞれがバンドをやっていて経験があるので、無駄な回り道はせず最短距離でいこうとは思ってました。デモCDも1枚作ったんですけど、メンバー全員に"デモCDを作るのはこれが最初で最後で、次は必ず流通させるって形に俺は持っていきたい"ってことをずっと言ってました。

-Onoshitさんが入って楽曲制作ペースが上がったとのことですが、曲作りはどのように行っていますか?

V:元のバックのオケはOnoshitが作ってきて、メンバーみんなに聴かせて"どうかな?"みたいな感じです。

Onoshit(以下O):だいたいガッチリ作ってから聴かせていますね。

V:曲のイメージが空から降って来るだよね(笑)?

O:そうだね(笑)。

A:まぁ壊しますけどね(笑)。

-coldrain、SiM、ROACH、HER NAME IN BLOOD、NOISEMAKERなど多くのバンドのツアー・サポートも行っていますが、元々繋がりがあったのでしょうか?

A:前にやっていたバンドの時からの知り合いで、"新しいバンドを始めたから、どっかで一緒にやらせてくれ"って言ってました。やっぱりライヴ力を上げたかったので、誰も知らない状態の地方にとにかく行きたかったんです。まっさらの状態で純粋にライヴでのお客さんのリアクションを見れるので、それがバンドを育てる上で1番早かったんで、みんなに手伝ってもらいました。

-どれぐらいのペースでライヴをやってたんですか?

A:2013年に入って上半期はめちゃくちゃやりましたね。月10本とか。平均すれば月7本ぐらいだと思うんですけど。

-SKULLMANIA、RUDIE'S NIGHT、SABBAT NIGHTなど、アパレル・ブランドのイベントにも多く出演されていますが、音楽とファッションとの繋がりについてどう思いますか?

j:ストリートに根付いたカルチャーと共に高めていきたいなと思ってます。好きなブランドとかを着ることによって、ブランドとバンドとお互い高め合っていくというか。かっこいいから着るし、かっこいいから応援してもらえるしっていう相乗効果になればいいなと思います。

-今作『Life as a Ghost』(直訳:幽霊としての人生)というタイトルにはどういう思いが込められていますか?

V:俺的なイメージでは、先人たちの意思とか死んだ人たちが何を考えていたとか、どういう生き方をしてきたかっていう部分のなかで、今回の俺のなかのアルバムのテーマとして、あえて人が触れないところ、例えば差別だったり、人に対しての犯罪だったり、先人たちがなにを間違えてこういう世界になったか、先人たちの意思の悪い部分をあえて俺が引き出してみようと思って、『Life as a Ghost』ってタイトルに決めました。で、俺がアメリカ人と日本人のハーフとして生まれて、嫌だったことも良かったこともたくさんあるんですけど、その中でダメな部分を引き出して曲の中で歌詞に詰めていったんです。これを聴いて先人たちはどう思うんだろうな?って思います。"あんたらのせいでこうなったんだよ?"って。