DISC REVIEW
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"OZZFEST JAPAN 2015"での来日に合わせて、去年1月リリースのビルボード4位を獲得した3rdアルバムに、ボートラ3曲を追加収録したOM&M初の国内盤が登場。前2作で起用したメタルコア職人Joey Sturgisと袂を分かち、新たにラウドロックに精通するDavidBendethをプロデューサーに起用したことからも想像できるように、前作以上にラウドロックの影響を強く押し出した作品だ。ギター・リフやメロディ展開がオルタナティヴ・メタルなTrack.2、ニューメタルとメタルコアのハイブリッドなTrack.3、PAPA ROACHの影響下のグルーヴィでラウドなTrack.4など、バラエティにこそ富んではいるが、アルバムすべての楽曲に共通して言えることはスタジアム感、スケール感が格段に増したということだろう。 村岡 俊介(DJ ムラオカ)