DISC REVIEW
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新体制となり前作『NIGTH AND DAY』より約2年半ぶりのリリースとなる名古屋発、男女混声エモ・バンド、THIS MORNING DAYによる2ndミニ・アルバム。前作同様、洋楽からの影響を強く感じるエモーショナルな美メロに、トリプル・ヴォーカル編成となり持ち前のコーラス・ワークに更なる磨きをかけた今作は、これまでの鍵盤を取り入れた楽曲に加え、アコースティック・ギターや日本語詞を取り入れるなど、以前より幅を広げた作品となっている。なお、『East Enders』というタイトルは"東の果て"、極東日本から更に東にある欧米に向けて自分たちの音を発信するという意味が込められているそうだ。確かに狭い日本に閉じ込めておいてはもったいない欧米のシーンにぶつけてみたいサウンド・クオリティであるのは確かだ。 田村 公平