DISC REVIEW
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ジャーマン・メタルコア・シーンにおいて最も重要な存在として活躍中のCALIBAN。相変わらずのメロディアスで邪悪なリフを前面に押し出したミリタントなスタイルだが、過去作ではブレイクダウンを大量に取り入れていたが、今作ではエモーショナルな雰囲気が増幅しており、非常に壮大でドラマティックな作風に変化している。アルバム全編に渡ってエレクトロなキーボードが駆使されており、見方によっては最近のエレクトロコア系に通じるサウンドと言ってもいいかもしれない。コーラス陣も豪華でHEAVEN SHALL BURN、SUICIDE SILENCE、AS BLOOD RUNS BLACKのメンバーが参加しているとのことだ。また日本盤のみ収録されているカヴァー曲が何曲かあるのだが、その中になんと日本のTHE MAD CAPSULE MARCKETSのカヴァーがあるというのは驚きだ。 TxOxMxOx