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INTERVIEW

CALIBAN

2012.04.12UPDATE

2012年04月号掲載

CALIBAN

メンバー:Marc Gortz (Gt)

インタビュアー:米沢 彰

-ニュー・アルバム『I Am Nemesis』のリリースおめでとうございます。デビュー・アルバム『A Small Boy And A Grey Heaven』から数えて8枚目となりましたが、今回完成してみての率直の気持ちを教えて下さい。

ありがとう!このアルバムの出来栄えには誇りを持っているし、無事リリースできて安心もしてるよ。このアルバムでは凄く労力を費やしたんだよね。もしかしたら過去のアルバム3枚分くらい作業したかもしれない。そのお蔭で納得の行く作品が完成した。まさに俺たちがやりたかったことを形にできたからな!

-“Nemesis”はギリシャ神話上の“神の憤りと罰”を象徴する女神のことですよね?今作において“憤りと罰”の対象として、どういったものをイメージされているのでしょうか?

そうだな。でも俺たちの場合は“憤りと罰”というよりは“世界の終わり”を暗示しているんだ。歌詞にあるメインのテーマは現代の世界で行われている正しくない様々なことについてだからね。別に悲観的になっているというわけではなくて、ただこのまま続けていてはいけないっていうメッセージを伝えたいんだ。

-前作『Say Hello To Tragedy』、前々作『The Awakening』では落差の大きなブレイクダウンや大幅な展開が象徴的でしたが、今作ではどちらかというとドラマチックで悲劇的な印象を強く感じました。前作と比較して今作で意識して変えていった点があれば教えて下さい。

そうだなぁ。あまりないかも。そういうのを意識して計画したりはしていなかったな。ただ、今回は壮大なイメージを加えたいというのはあったね。MUSEとかDREDGみたいな。今までの自分たちの作品にはなかった新しい要素としてね。もちろん自分たちのルーツはそのままに。実際には今回のアルバムでは過去のどのアルバムより更にブレイクダウンは多いと思うよ(笑)。今までの感じとは少し違うかもしれないけどね。

-前作に引き続き、顔がジャケット全体を覆うイメージが使われていますが、この継続性には何か意味があるのでしょうか?

いや、偶然なんだ。これは俺たちのビデオから取った写真なんだけど。俺たちのこの新作に丁度良いと思って、これにしたんだ。日本のカヴァーは色が違ってるんだよね。

-今作でもCALIBANらしい暴力的な面と繊細な面が絶妙にバランスしたオリジナリティ溢れるサウンドを貫き続けていますが、このCALIBANらしいサウンドはどのようにして産まれているのでしょうか?作曲のプロセスを教えて下さい。

そうだね、今回は特にそうかもしれない。このアルバムに関しては、収録に必要な曲数に加えてたくさんの曲を書いたんだ。しかも自分たちが完全に納得する曲ばかりね。何もかも完璧にしたかった。そして全曲調和が取れるようにしたんだ。アルバムに収録されている曲に一貫性を保ちながら、バラエティ豊かな曲を書いていくことに力を入れたんだよね。全部で50曲くらい書いたんじゃないかな。そこからどれをアルバム用に詰めていくか選んでいったんだ。

-Track.9 「Dein R3.ich」は珍しくドイツ語のトラック・タイトルですが、歌詞もドイツ語のようですね。これはどういった意図でドイツ語で書かれたのでしょうか?

これは2人が話をしているんだけどお互いに理解していないっていうコンセプトだから、2つの言語で表した方が良いだろうと思ったんだよね。

-今作ではWE BUTTER THE BREAD WITH BUTTERのMarcel "Marci" Neumann (Gt)がキーボード、ギターとして参加されているそうですね?どういった経緯でMarcelが参加し、そして、本来ギタープレイヤーにも関わらず、キーボードも弾くことになったのでしょうか?

俺が曲のプリプロを彼に聴かせたんだけど、そうしたら直ぐに“この曲にピッタリのキーボードのアイディアがあるんだけど”って言われたんだよね。それで決まったんだ。彼は自分のバンドでキーボードのプログラミングを全部やってるんだよ。結局彼には2曲もキーボードをやってもらった。

-ゲストとしては他にもMitch Lucker(SUICIDE SILENCE)、Marcus Bischoff(HEAVEN SHALL BURN)らが参加しているそうですね。HEAVEN SHALL BURNは同じドイツ出身ですし、以前よりスプリットを出したりと親交があるのは周知のことですが、Mitchの参加は意外でした。どういった経緯と意図でMitchに参加してもらったのでしょうか?

「We Are The Many」に関しては最初からゲスト・ヴォーカルにお願いするプランがあったんだ。歌詞もそうだし、曲の感じもね。でも最初は誰にお願いしたら良いかなかなか思いつかなくてね。それで自分たちのFacebookのページでファンに誰に参加してもらいたいか聞いてみたんだ。そこで一番リクエストの多かった2人なんだよ。もちろん俺たちも素晴らしいアイディアだと思ったからね。Marcusは良く知ってるから電話をして、SUICIDE SILENCEとも1年前くらいに一緒にツアーをしていたから彼らのことも良く知ってるんだ。しかもSUICIDE SILENCEはたまたまツアー中で、俺たちがミックスをしていたスタジオの近くにいたんだよね。だから丁度良かったよ。