DISC REVIEW
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記念すべき激ロックFES.VOL.1のメインアクトを飾ったHOPES DIE LAST。イタリアの若者なので明るく開放的かと思いきや、内向的で皆一様に静かだったことに戸惑ったことを今でも覚えている（笑）。来日からすでに2年、2ndアルバム『Six Years Home』リリースからも2年半と結構な期間を経てのニュー・アルバムのリリースとなったが、順調な進化を見せた素晴らしい作品と言い切って良いだろう。エモーショナルで美旋律なハイトーン・ヴォーカルなどHOPES DIE LASTの長所を残しつつも、肉厚でソリッドな最新型メタルコア・サウンドをも貪欲に取り込み自分たちのモノにしている順応力には恐れ入る。同じく激ロックFES VOL2に出演したサザン・スクリーモ・バンド、MEMPHIS MAY FIREに近い進化の過程を辿っているのは全くの偶然だろうが非常に興味深い。この傑作アルバムを持って再来日をぜひ果たして欲しいと思う。 ムラオカ
