DISC REVIEW
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徹底的にキーボードをフィーチャーした独特のサウンドで、高い評価を獲得し続けてきたCOBがニュー・アルバムを完成。オープニング・トラックとなるTrack.1「Not My Funeral」のあっさりしたイントロに、一瞬「これ違うCD入れちゃったかも」と思ってしまった。そこから徐々にCOBスタイルになっていくのだが、その辺りの変化にも新しいスタイルへの挑戦が感じられる。今回、初のアメリカ人プロデューサー、Matt Hyde(SLAYER, HATEBREED etc.)を起用した影響か、COBのコッテリ感がちょうどいい感じに落ち着いたようだ。個人的にはこれぐらいが聴きやすく曲の良さも引き立ち良いと思う。そうは言っても、Track.6「Ugly」のようにコテった曲ももちろんあるので、コッテリ好きのHate Crew達も期待して欲しい。 米沢 彰