DISC REVIEW
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2007年にリリースした1stアルバム『Elect The Dead』をニュージーランドのオークランド・フィルハーモニア・オーケストラと共演という新たな解釈で『Elect The Dead Symphony』として今年3月にリリース。そして短期間で矢継ぎ早にセカンド・アルバムにあたる今作『Imperfect Harmonies』をリリース。『Elect The Dead Symphony』の経験を生かしてか今作は大胆にシンフォニックなエッセンスを導入したアルバムとなっており、Serj本人もこのアルバムを“エレクトロ・オーケストラル・ジャズ・ロック”と名付けているとのことだ。古くからのSYSTEM OF A DOWNファンからすると、SOADで感じたエッジがさらに減退していっている今作の方向性は少し寂しいものがあるのではないだろうか。 ムラオカ