DISC REVIEW
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2006年発表の3rdアルバム「The Apocalypse」が母国フィンランドでトリプル・プラチナムを記録する大ヒットとなり、さらにはメタルの祭典「OZZFEST07」にも出演を果たすという大躍進を遂げたLORDIによる4枚目のアルバムがリリース。ニュー・アルバム完成にともないコスチュームもさらにグロテストなモノへと進化しインパクトも倍増している。 しかしコスチュームからは想像できないオーソドックスでオーセンティックなハードロック、ヘヴィメタルを演奏しており、80年代の伝説的バンドのKISSやACCEPTなどの影響を強く感じさせる。先鋭的なことをやっていることだけが正しいわけじゃない、伝統的なスタジアム・ロックをハイ・クオリティなサウンドとパフォーマンスで再現することも素晴らしいことなんだということを確認させてくれるアルバムだ。 (ムラオカ)