INTERVIEW
トラケミスト
2025.04.02UPDATE
2025年04月号掲載
Member:MAT2(Vo) ファンタスティック☆タクマ(Gt) Masa(Gt) TULLY(Ba) 信也(Dr)
札幌からやって来た"着火型火属性ロックバンド"トラケミスト。これまでいくつもの自主企画でソールド・アウトを続出してきたライヴ・バンドが、初の全国流通盤となる1st EP、その名も"FLAMMA"をリリースした。さらに初となる全国ツアー"爆炎の慢性化危険TOUR 2025"を控えるメンバー5人に、メールで話を訊いた。
-激ロック初登場ということで、自己紹介をお願いいたします。
MAT2:念願の激ロックに辿り着きました! "着火型火属性ロックバンド"トラケミストです! よろしくお願いします!
-トラケミストの音楽性について教えてください。どういったバンドでしょうか?
MAT2:リフモノツイン・リード、超テクベース、スタイリッシュ且つテクニカルなドラムに乗せた、心が揺れるような、パワーワードが炸裂した必殺技みたいな歌詞が印象的な楽曲が多いです。遊び心ってよりは、気合でバーニングした結果めちゃくちゃ厨二病みたいな(笑)。
-メンバーそれぞれのルーツとなるアーティストやよく聴いていた音楽等を教えてください。
MAT2:自分が大きく影響を受けたアーティストは、バンドだと日本では分かりやすくUVERworld、ORANGE RANGE、ASH DA HEROです。ヒップホップ×ポップス×ロックのミクスチャーに特化したバンドに、魅力を感じやすいんだと思います。トラケミストのキャッチーの根源は名古屋の先輩、ヒステリックパニックかもしれません。Tack朗(Gt/Vo)さんはほぼ自分のバイブルです。
バンドをやりたいと思ったきっかけは、中学生の頃ヴィジュアル系バンドに出会ったんですが、アリス九號.です。海外のバンドはめちゃくちゃ雑食で、最初に聴いたのはMARILYN MANSONで、インダストリアル×メタルな印象に衝撃を受けました。そこからかいつまんでいくとAS I LAY DYINGでメタルコアを知り、BLACK VEIL BRIDESでフロントマンの魅力に気付き、日本で言うところのラウド・ミュージックに惹かれていろいろ掘り返すようになって、PAPA ROACHに出会って、"誰にも出せないヤバい声ってあるんだ"って衝撃第2波を食らいました。
タクマ:ミスチル(Mr.Children)です!
Masa:僕はジャパメタがめっちゃ好きで、ANTHEMやGALNERYUSはよく聴いてました。ルーツは今も昔もジャパメタです!
TULLY:L'Arc〜en〜Ciel、バカテク系ベーシスト。
信也:今も一番好きなんですけどルーツはORANGE RANGEです。それきっかけでJ-ROCKを好んで聴いてます。
-そういったアーティストや音楽と出会ったきっかけはなんだったのでしょうか?
MAT2:自分は小学校からサッカーやってたんですけど、正直あんま楽しくなくて(笑)。というか、向いてなかったんだと思います、上手くなかったし。女子にかっこつけたい一心というか。あるときちょっと悪さをして頭を坊主にされたのをきっかけに、完全にやる気なくしちゃって、中1でやめました(笑)。
んで何しようかなと考えてたら、そのときたまたまテレビでアリス九號.の「WHITE PRAYER」って曲のMVが流れてきて、今思うと完全に厨二の入り口だったんですけど、あのジャラジャラなイケメン兄ちゃんたちかっけぇなー! と思って。直近で全国ツアーがあるって知って、当時小遣いがあまり多くなかったので、爺ちゃんの財布からお金抜いてチケット買ってライヴ観に行って、クッソ衝撃受けました。あとでバレて死ぬほど怒られましたけど(笑)。そのときのライヴを観て、言葉じゃ説明できないんですけど、俺これがやりたい!! ってなって。そこからはバンド以外興味なくなっちゃいましたね。
ちなみに、"(週刊少年)ジャンプ"のマンガは"NARUTO -ナルト-"と"BLEACH"で育ったんですけど、UVERworldは" BLEACH"のOP曲でデビューしたんですよねー。小学生ながらにこんなロック聴いたことないってなってからずっと好きです。
タクマ:それまで音楽があまり好きじゃなかったんですが、母親が"アンティーク~西洋骨董洋菓子店~"ってドラマの再放送を観てるときに聞こえてきて、めっちゃかっけーってなったのがきっかけです!
Masa:中学生のときにギターをやるきっかけになった友人のお父さんがジャパメタ好きで、"ギターでこんなソロが弾けたらかっこいいぞー"ってANTHEMの曲を聴かせてくれたんですね。今まで聴いたことがなかったので本当に衝撃で、それからのめり込んじゃいました。
TULLY:L'Arc〜en〜Cielはベースを始めたときにとりあえずバンド・スコアを買いに行き、表記かっこ良! ってハマりました。バカテク系は、ベースめっちゃ聴こえる! ってハマりました。
信也:当時"NARUTO -ナルト-"のEDで「ビバ★ロック」が流れてて、なんだこのかっこいい曲は!! って衝撃が走ってすぐにCD買いに行きました。そこからいわゆるJ-ROCKを聴くようになりましたね。
-2017年6月に地元札幌で結成されたとのことですが、結成の経緯を伺えますでしょうか。
MAT2:前のバンドが解散することになって、すぐ新しいバンドやらなきゃって、地元札幌の若手界隈で各々そこそこ頑張ってるメンバーを集めたいなと思ったんです。んで、タクマ君とサシ飲みしたんです。"バンドやりません?"って。当時正直あんまギター上手いとか思ってなかったんですけど(笑)。でも、どこのライヴハウスに行ってもいるんですよ。で自分のバンドのイベントになったらめちゃくちゃ集客してて。"行動で示すタイプだ。これは伸びる!"って思って口説きました。当時タクマ君は活動中のバンドがあったので渋ってたんですけど、その飲みの数週間後にヴォーカルが飛んで(笑)、"もう、やろう!!"って連絡が来たのを覚えてます(笑)。
そこからはトントン拍子で進んで、必要と思ったキャラクター像に応じて声掛けていったら、すぐにオリジナル・メンバーが揃いました。結局今オリジナル・メンバーは僕とギターのタクマ君、あとMasaの3人だけですが(笑)。結成2年目で名古屋に引っ越して、そこからすぐコロナ禍に突入して、その3年間を経てドラムの信也、ベースのTULLYも入って今に至ります。話すと長くなるんですけど、オリジナル3人のときはほんと解散危機で、この2人の加入は本当にデカいです(笑)。まさに九死一生!
タクマ:もともと別のバンドをやっていて、お互いライヴハウスとか打ち上げとか(笑)で話すことが多くて気付いたらやってました!
-"ロックを未来に連れて行く着火型火属性ロックバンド"というキャッチフレーズも印象的です。メンバーご自身の思う魅力やアピール・ポイントを教えてください。
MAT2:歌詞を書き始めるとパワーワードを生み出したくなるんです。どうせなら必殺技繰り出したいな! って。"限界突破で飛ばして!"、"チャッカファイヤー!"、"ガガガ!"、"Speed Rider爆進!"とか、かなり厨二っぽいでしょ? でも、こういうワードって歌入れしてると自然に出てくるんですよ(笑)。これは真髄になるなぁと思って。一貫して熱いなぁ俺! みたいに思ってからはトラケミストに"赤"色をイメージすることが増えました。じゃあ火属性だなって。ロック=一撃必殺だと思ってるんで、火付け役でもあるべきだと。それで"着火型火属性"です。一番好きな色は青なんですけどね(笑)。
信也:トラケミストの楽曲はかっこ良さもありつつ、キャッチー。どこか厨二感があって癖になる、みたいなところが魅力だと感じています。あとはどんなときでもフロアの熱量を高めていける全力全開な熱いライヴが最大の売りです。
-初の全国流通盤となるEP『FLAMMA』をリリースされての心境はいかがですか?
MAT2:"バンドマンとしてのロマンが1つ叶った! よっしゃー!!"って感じですかね。シンプルにめちゃくちゃ嬉しいです。
タクマ:やっとここから始まるな~って感じです! 強くなれそうな気がしてワクワクしてます!
Masa:全国流通は夢だったのですごく感極まってます。これからもどんどんトラケミストの音楽を聴いてくれる人が増えてくれるよう頑張りたいです。
TULLY:自分はトラケミストに加入して1年ちょっとなのであっという間でしたが、トラケミストの名刺代わりになればと!
信也:自身が所属するバンドで全国リリースは初めてなので、シンプルに嬉しいです! 地元の友達とか親にも宣伝しちゃいました(笑)。
-ラテン語で"炎"という意味をもつ"FLAMMA"をタイトルに冠していますが、今作のコンセプトやテーマを教えてください。
MAT2:せっかく初の全国流通だし、分かりやすく着火型火属性を打ち出したいなと思いました。読めそうで読めない横文字とか好きなんで、スタイリッシュに"FLAME"とかでも良かったんですけど、タイトル曲の「FLAMMA」は"ドンッタドンタッ"ていう跳ねる感じのリズムだったので、踊ってるなと。熱くて踊れる=ラテンなタイトルがいい! と思い、"FLAMMA"にしました。
-収録曲の中で思い入れのある楽曲や気に入っている曲はありますか? 理由も含め教えてください。
MAT2:「OXY RIDER」ですね。サビのメロが生まれた瞬間に脳汁出てきて、そこから完成までほぼ寝ない生活をしてたので、本気で人間やめる寸前までいきました(笑)。これからこの曲を更新していかなきゃいけないって思うと怖いです(笑)。その分最高の仕上がりだと思ってます。作っておきながら歌うのむっちゃしんどいですけど(笑)。
タクマ:「スパイキー(イッツァスパイキーシンガロングワールド)」ですかね! ライヴでの盛り上がりが意味分かんないです!
Masa:「No!」です! この曲はトラケミストが始動したときにできあがっていたんですよ。今回の流通に向けてアレンジし直して生まれ変わった曲なので、僕の中でとても思い入れがある曲です。
TULLY:「メリケンチョップ」です。これ実話だと思います。じゃなきゃこんなワード思い付かん! 怖い!!
信也:「FLAMMA」ですかね。トラケミストの既存曲にはこれ程突き抜けた明るさのある曲はなかったので、幅を広げるきっかけになったんじゃないかと思ってます。
-EP制作時に意識したポイントや込めた想い等を伺えますでしょうか?
MAT2:「OXY RIDER」は見たことのない世界を乗りこなす。「FLAMMA」はキャッチーな曲で爆炎のフロアを巻き起こす。「GYMPIE-GYMPIE」は5人体制になって初めての曲。1回自分本意のやりたい放題をやる。「メリケンチョップ」は激しい版ORANGE RANGEがやりたい!! 「イッツァスパイキーシンガロングワールド」はみんなが歌って参加してこそ完成するライヴ定番曲を作りたい。「No!」は結成当初からの人気曲。今のトラケミストがやったらどうなるかな? って、1曲ずつザックリとこんな気持ちで制作に取り組みました。
Masa:聴いていただく方たちがテンション上がって盛り上がれるように、曲の構成等かなり詰めました。暴れるように激しかったり、ポップな一面もあったり、そんないろいろな表情が見れるよう挑戦的に制作しました。
-表題曲「FLAMMA」はMVも公開されています。こちらの見どころはどういったところでしょうか? また撮影時のエピソードもあれば教えてください。
信也:個人的な見どころは2つあって、1つはCGを多用してポップな仕上がりになっているところ! あと1つはメンバー全員でわちゃわちゃしてるシーンがあるんですけど、普段そういうことをやらないんでレアな瞬間が観れるかなと(笑)。あと映像ではほとんど伝わらないんですけど、この撮影の日ずっと雨だったんです。雨に打たれてめちゃくちゃ寒いなか、こんな熱い曲を撮ってるっていうギャップが面白かったです(笑)。
-"爆炎の慢性化危険TOUR 2025"の開催おめでとうございます。キャリア初となる全国ツアーとのことで、意気込みを伺えますでしょうか?
MAT2:ありがとうございます。集大成であり続けること。これはツアーだからとか関係なく常に意識してます。"爆炎の慢性化危険"の意味には含みがあって。一見"俺等の熱さに付いてこれるか?"みたいに見えるけど、実際は"夏暑すぎて無理なんだよね、死んじゃうよ~"なんですよ(笑)。北海道出身だから本州の夏がしんどくて、本当ダメなんです(笑)。自分等の納得いく音楽にどっぷり浸かって夏に勝つ! そんな自分に対してのテーマでもあります(笑)。一緒に今年の夏をぶっ飛ばしましょう!!
TULLY:生のトラケミストを全国にお届けということであっついあっついステージ見せます! 1度観ればどハマり確定!
-この先ライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。
MAT2:(日本)武道館ワンマン! 影響を受けたアーティストたちが叶えてきた場所なので。
タクマ:台湾、中国とかアメリカとか海外でもやってみたいです!
Masa:いつか海外でもライヴを行ってみたいです。日本だけじゃなく海外のライヴ文化も体感したい思いがあります。
TULLY:海外でやってみたいです! 言葉が伝わらなくてもこの熱量は伝わるはず!
信也:夏フェスに出たいです! 目指すは"(SPACE SHOWER)SWEET LOVE SHOWER"!!
-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
MAT2:激ロックファンとして10年越しに掲載叶っちゃいました! トラケミストです! 高い拳とジャンプを求める方にはもってこいのロックやってます。熱いです! クソ程やれます!! ライヴで会いましょう、よろしくお願いします!
信也:ぜひ一度ライヴに遊びに来てみてください! あなたの心を掴んでみせます! ライヴ会場で会いましょう!
RELEASE INFORMATION
トラケミスト
『FLAMMA』
[CMP Records]
NOW ON SALE!!
CMPR-2001/¥1,500(税込)
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