MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MAZE

2024.08.22UPDATE

2024年09月号掲載

MAZE

Member:ゴメス アサギ UZUME SAYA

Interviewer:山口 哲生

今年7月、サポート・メンバーとして参加していたSAYAが正式メンバーとして加入し、新たなスタートを切ったMAZE。このたびリリースされた「I miss in my life feat.PABLO」は、作曲をAnother Storyの寛-hero-が、ギター・アレンジをPABLO(Pay money To my Pain/POLPO/RED ORCA)がそれぞれ担当。よりエモーショナルに胸に迫るメロディとバンド・サウンドで、彼女たちの新たな代表曲に育っていきそうな予感に満ち満ちた、アンセム・ナンバーに仕上がっている。9月12日からスタートする全国ツアー"BATTLE AROUND TOUR"を目前に控えた彼女たちに、現状について訊いてみたところ、グループ全体がいいモードに入っていることがはっきりと伝わってくるインタビューとなった。MAZEの快進撃はここから始まる。

-SAYAさんが正式メンバーとして加入されたわけですが、もともと顔見知りだったりされたんですか?

SAYA:私が前のグループで活動していたときに、ゴメスちゃんと知り合いになって。

ゴメス:たまにご飯に行くみたいな関係でしたね。SAYAちゃんがアイドル活動をやめたぐらいから連絡を取り始めたのかな。ずっと気になっていたんですよ。

SAYA:えー! 嬉しい!

ゴメス:こんなにスキルのある子がどこのグループにも属してない状態っていうのが、ずっと気になっていて。どこかいいグループに入らないのかな? っていう気持ちもあったし、MAZEとしても関わりを持ちたいなと。加入するとかじゃなくても、振付を頼みたいなとか。それで近況を聞いてた感じでした。

-ゴメスさんが感じていたSAYAさんの魅力としては、例えばダンスがすごいとか?

ゴメス:それもあるんですけど、性格が本当にいいんですよ!

SAYA:おぉー(笑)。

ゴメス:すごく純粋というか、ライヴが好きでやっている感じがすごくあって。振付をお願いしたのは前体制のときで、MAZEとはそこから関わり始めたという感じでしたね。

-SAYAさんとしては、最初に振付のお話が来たときにどう思いました?

SAYA:踊るのも好きなんですけど、曲の雰囲気とかイメージとか印象が決まるのが振付だと思っていて。"踊る"、"演じる"というのとはまた違った考え方、表現ができるし勉強になるのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

-アサギさんとUZUMEさんがSAYAさんと会ったのは、振付のタイミングで?

UZUME:私に関しては、以前から一方的にSAYAちゃんのことを知っていて。本当にステージングがすごいんですよ。ラップとかダンスとか。それで、ゴメスとSAYAちゃんが仲がいいのを知ってたから、SAYAちゃんとどうにか知り合えないかと思っていて(笑)。

ゴメス:"なんとかして関わりたい!"って言われた(笑)。それで、SAYAちゃんも"振付をする前にライヴを観たい"って言ってたから、観に来てもらったんですけど、(UZUMEが)めっちゃテンション上がっていて。"本物だ!"みたいな(笑)。

UZUME:今までステージとか映像の中でしか観たことなかったので、"ほんとにいる!"と思って、テンション上がっちゃって。だからSAYAちゃんに振付してもらえるとなった日は、オタクみたいになってました(笑)。

SAYA:かわいかった(笑)。

-アサギさんは、SAYAさんがライヴを観に来たときが初対面?

アサギ:その前にうずちゃん(UZUME)からライヴ映像を観させてもらって知ってました(笑)。

UZUME:布教してたんですよ。ゴメスは知っているけど、アサギとかマネージャーさんとか、まだSAYAちゃんを観たことない人全員に観せてたんです。

アサギ:なので、あの子が振付してくれるの!? みたいな感じでしたね。

-なるほど、信者がいたんですね(笑)。

UZUME:いましたね(笑)。友達と信者がいました。

アサギ:あと布教された人も(笑)。

-(笑)そこからメンバーになりませんか? というお話になったわけですよね。

SAYA:すごいアタックされたんですよ。会うたびにめちゃくちゃ口説かれていて。振付で入ったときに、メンバーの性格とかいろいろ知って、その後にワンマン・ライヴも観に行かせてもらったんですけど、普段とステージじゃ全然違うんだなと思って、そのギャップに惚れました。

ゴメス&アサギ&UZUME:おぉー!

SAYA:好き! ってなっちゃって。オタクです、私も(笑)。

ゴメス:両思いだ! 両思い!

SAYA:両思いから始まりました(笑)。

-なかなかないことですよ、両思いで始まることって。

SAYA:そうですよね?

アサギ:マジで運命だと思う。

UZUME:こういう音楽性でやっていると、すんなり好きになってもらえることが少ないんですよ、女の子だと特に。だから、"SAYAちゃんがどんな音楽をやりたいのかもまだ分からないし、具体的な話もできていない。でもどうしても入ってほしい!"みたいな。私としては、SAYAちゃんのラップとかパフォーマンスは、絶対にMAZEの楽曲に合うというのは確信していたので。

-というと?

UZUME:脳内再生してたんです。SAYAちゃんのラップの語尾っていうのかな。フレーズごとの最後の部分に特徴があると思っていて、この曲、SAYAちゃんだったらこう歌うだろうなって妄想してたんですよ(笑)。実際にやるとやっぱりカッコ良かったですね。

-アサギさんも同じくぜひ入ってもらいたかったと。

アサギ:なんとしてでも入ってもらいたかったですね。人生で一番口説きました(笑)。

SAYA:やった! ヤバい、それ一生自慢しよ(笑)。

アサギ:ちょっと恥ずかしさもあったけど、それよりも入ってほしさが勝ちました。私も間違いなく合うと思っていたので。

ゴメス:頼み込んでたもんね(笑)? 頭下げて。

アサギ:3人でスタジオの床になってました(笑)。

UZUNE:お願いします! って。

-土下座じゃなくて土下寝?

SAYA:ホントにやってました(笑)。

-(笑)ゴメスさんも、SAYAさんは絶対に必要な人物だと。

ゴメス:絶対に必要ですね。入ってくれて嬉しいし、入ってから新しい魅力も見つけられていて。今まで違うグループでやっていたり、ご飯を食べに行ったりはしていたけど、一緒にステージに立ってから、もっとSAYAちゃんのことが......ヤバい、私もオタクみたいになってる(笑)。

SAYA:全員オタクだ!

アサギ:うちらは読者の皆さんに何を見せているんだ(笑)。

-(笑)すごく素敵だと思いますよ。SAYAさんが入ったことで新しく出てきた自分たちの魅力というと?

ゴメス:やっぱりダンスが上手だから、見せ方を教えてくれるとかして。少しずつ変化というか褒められることも増えてきました。

アサギ:ライヴで引っ張られる部分がありますね。

UZUME:うん、気持ちも。

ゴメス:そうそう。やっぱり人柄が本当に素晴らしいから。

アサギ:明るくなる感じがある。

UZUME:前までは、いい意味でそこまで会話もなかったんですよ。慣れすぎて。

ゴメス:お互い干渉しすぎないというか。

アサギ:一緒にいる時間も長かったしね。

UZUME:そうそう。別に仲が悪いわけではなくて、用があったら喋る感じだったんですけど、SAYAちゃんが入ってからグループがすごく明るくなって。

ゴメス:SAYAちゃんがみんなのところにグイグイ行くから(笑)。

SAYA:でも、私はもともと喋るほうじゃなかったんですよ。

ゴメス&アサギ&UZUME:えぇー!

SAYA:前のグループでは、1人でいいやみたいな感じで、端っこでスマホ触ってる感じだったんですけど、変えられました(笑)。

UZUME:私らも変えられました(笑)。

SAYA:いい化学反応(笑)。

ゴメス:うん。チームとしての一体感も上がって、距離もだいぶ近くなって。