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INTERVIEW

MAZE

2024.08.22UPDATE

2024年09月号掲載

MAZE

Member:ゴメス アサギ UZUME SAYA

Interviewer:山口 哲生

-では、ゴメスさんは「I miss in my life feat.PABLO」を聴いたときの印象はいかがでした?

ゴメス:今までのMAZEと全然違う曲だったので、すごく新鮮な気持ちが強かったんですよ。歌詞が感動的なんですけど、振付にもみんなで集まるところがあって。それはSAYAちゃんが考えてくれたんですけど、今4人の距離がすごく近づき始めていて、一体感も生まれている状態でこの曲が来たので、すごく嬉しかったですね。歌っていると気持ちがすごく入るし、お客さんも一緒になって歌ったり手を挙げたりして、MAZEでこんなに感動的なパフォーマンス、というか曲がね(笑)、できるようになったんだなって。

アサギ:表現の幅が広がった感じはするね。

ゴメス:そうそう。この前のライヴで、一番前のお客さんがこの曲を聴いて泣いてたんですよ。そうやって感動させられる力を持った曲だなって思いますね。

-泣いている人を見て、グっと来ちゃったりもしますか?

ゴメス:はい(苦笑)。私、本当に貰い泣きしやすいんですよ。

UZUME:自分からは泣かないけどね。

ゴメス:そう、だから一番前の人には(涙を)堪えてほしい(笑)。

アサギ&UZUME&SAYA:ははははは!

ゴメス:頑張って耐えてほしい。一緒に泣いちゃうから(笑)。

-むしろ堪えている顔にグっと来ちゃう可能性もありますね(笑)。

アサギ:堪えている顔を見て、堪えている顔になっちゃいそう。

ゴメス:はははははは! たしかに(笑)!

-(笑)UZUMEさんもライヴで歌っていてグっと来ることが多いですか?

UZUME:そうですね。いつもはほとんど英詞なんですけど、日本語詞だし、直接的に語り掛けるような歌詞なので。お客さんにも曲が伝わっているみたいだし、日本語詞の楽曲がもっと欲しいなっていうのはすごく思いましたね。あと、SAYAちゃんのラップがすごく良くて、日本語のラップでこんなかっこいいことあるんや!? って感じました。

-では、SAYAさんはいかがでしょうか。「I miss in my life feat.PABLO」を聴いた印象というと。

SAYA:さっきUZUMEちゃんが言ってくれたように、日本語の歌詞なので、すごく刺さりやすいし、分かりやすいし、ライヴで聴いても耳に入ってきやすいかなと思いました。最初、歌詞を見たときに孤独や将来への不安を抱いている印象があって。それが、自分はここにいたい、ここに輝ける場所があるというふうに変わっていって、ここにいるみんなでこの先進んでいく決心のようなものを感じたんですよね。なので振付も、"肩を寄せて"という歌詞に合わせて肩を組むとか、なるべく歌詞と繋がりやすいようにしました。そうすることで、もっとみんなが歌詞の意味を理解してくれるかなとか、曲のテーマと雰囲気、印象を紐付けられるようにしたいなとか考えながら振付してましたね。みんな不安を抱えていても、希望は必ずあるよという曲にできたらなって、曲を聴いたときに思いました。

ゴメス&アサギ&UZUME:(※拍手)

-拍手が起こっていますけども(笑)。

ゴメス:嬉しい!

アサギ:やっぱりメンバーが振付をしてるって理解度が全然違うよね。

UZUME:うん、全然違う。

SAYA:こっちとしても、この振りやりにくくない? っていうのもすぐに聞けますし、歌詞に関してどう思ったかを直接聞いて、それを振付にもできるので、振付をやらせてもらえたのはめちゃくちゃありがたいです。

-ちなみに、この曲の振付が一発目だったんですか?

SAYA:そうです。

UZUME:それもあって思い入れがすごくありますね。この曲を一発目にSAYAちゃんと一緒にやれて良かったなって。

-ほんとですね。振付を考えるときって、どれぐらいの時間がかかるものなんですか?

SAYA:振付をする相手によって変わりますね。この曲に関しては、最初は簡単でいいという話だったんですよ。

ゴメス:とにかく時間がなかったんです。ライヴで披露するまで1週間あるかどうかぐらいだったので、それでもすぐにできるレベルの難易度にしてほしいとか、先にいっぱい要望を伝えてたんです。

SAYA:そこまでまず決めておいて、やりながらまた変えていってもいいのかなと思って。あとはやりにくいところがあったら、本人たちで変えてもらって大丈夫っていう感じにしたので、結構すぐにできあがりはしたし、みんなもすぐに覚えてくれました。みんなめちゃくちゃ要領がいい子なんですよ。

UZUME:いや、仕事が早いんですよ!

ゴメス:ライヴを観に来てくれたときに挨拶して、その次に初めてスタジオに入ったときに、SAYAちゃんが一人一人のところに行って、"ここ大丈夫?"とか"ここはこういうふうにしたほうがいいよ"とか、いろいろ教えてくれて。今まで何人かの方に振付をお願いしたんですけど、そうやって一人一人とコミュニケーションを取ってくれるのは初めてだったんですよ。そこはやっぱりSAYAちゃんの人柄ですよね!

SAYA:やっぱり人間なので、得意/不得意ってそれぞれあるじゃないですか。"大丈夫?"って全体に聞いても、まぁなんとかなるでしょぐらいで終わっちゃう子って結構多くて。でも、それってすごくもったいないと感じるんですよ。だったら苦手なところとか、見ていてちょっと動きが違うところとか、もっとこうしたらいいのにってところを自分からも伝えたいですし、そこで私はこんな動きをすればいいんだって自信になったら、もっとパフォーマンスが上がると考えているんです。逆に、自分が気付けなかった苦手なところとか、得意なものにも気付けるので、力になれたらいいなと思ってやってました(笑)。

UZUME:メンバーだけど先生みたいになってる。

ゴメス:うん。すごく尊敬してます。

UZUME:人もそうだし、スキルとかもですけど。

SAYA:いや、スキルはそんなに大したことないんです......。

UZUME:なーん!

ゴメス:(笑)SAYAちゃんといると、人としても成長できるよね。

アサギ:人との接し方をね(笑)。

UZUME:学んでます、この年になって(笑)。

-(笑)9月12日からは全国ツアー"BATTLE AROUND TOUR"がスタートします。以前インタビューさせていただいた際に(※2023年4月号掲載)、アイドル・ライヴは自分たちにとって課題というか、まだまだ突き詰められる部分があるんじゃないかとお話をされていましたが、ここから新しい見せ方ができていきそうな感じがしますね。どんなツアーにしたいですか?

ゴメス:今回のツアーは今までで一番多くの場所を回るんですけど、私個人としては、正式メンバーとしてパフォーマンスをするSAYAちゃんをとにかく観てほしい気持ちがすごいです。絶対みんな好きになるので! 新しいMAZEのことも、SAYAちゃんのことも。その自信がありますね。あと、北海道や福岡にはMAZEの主催では初めて行くので、デッカい爪痕を残して、イベンターさんにまた呼んでもらえるように。関係者の人にも観てもらいたいです。

-とにかくいろいろな人たちに、今の自分たちを観てもらいたいと。

ゴメス:本当に。パフォーマンスの面は、まだ内側から見ている感じなので分からないこともあるんですけど、明らかにライヴ中の一体感や絆はとにかく強くなっていると思うので、新しいMAZEの魅力を知ってほしいですね。

アサギ:8月はライヴの本数が少ないぶん、スタジオに入って振付を詰めたり、今の自分たちならこれがやれそうとか、ツアーに向けて今から進化というか、練習して変えていきたいねって話したりしているんですけど、とりあえずこの後にSAYAちゃんの歓迎会をしてきます(笑)!

ゴメス:こうやって仲良くなったことで、パフォーマンスに関するコミュニケーションを取りやすくなった感じがすごいよね。

アサギ:うん。どうでもいい話もしたいし、ライヴの話もしたいし、こうしていきたいって話をしてきます! 

UZUME:福岡や北海道にもファンの方がいることはSNSとかで知っていたので、その人たちに、私たちが一番いいと思っている状態のMAZEを見てもらいたいですし、行ったことのある場所でも、まだ新体制を観たことのない方にも足を運んでもらって、SAYAちゃんが入った新しいMAZEはこんなにいいんだよ! っていうのを知ってもらいたいです。MAZEとしてもっと進化するツアーにしたいですね。アイドル・ライヴでステージにはメンバーの私たちしかいないので、ダンスもはっきり見えると思うし、さっきアサギが言っていたようにツアーが始まる前に歌とかダンスとか、詰められるところは詰めて、自分たちが納得の行く状態のMAZEをたくさんの人に見てもらう。それで、"MAZE、いいな"って思ってもらえるツアーになればいいなと思ってます。

SAYA:前のグループのときに、ちょっと活動休止していた時期があったんですよ。今回のツアーで、そのときにみんなは行けたけど、私が行けなかったところが何ヶ所か巡れるので、そこも楽しんでいけたらいいなと思うのと、さっきゴメスちゃんも言っていたみたいに、関係者の方とかいろんな人たちに見てもらって、MAZEのこれからの可能性を感じてもらえたらいいなと考えてます。あと、ライヴはやっぱり生き物なので、毎回同じような感じにしないというのは、自分の中で決めていて。来てくれるファンのみなさんも含めたみんなで、それぞれ違う表現を楽しめたらいいなと思っています。

-SAYAさんとしては、新しいMAZEがこういうグループになっていくといいなと思っていることはあります?

SAYA:こう言うと受け取られ方があまり良くないかもしれないですけど(苦笑)、特には思っていないんですよ。なぜかというと、私が"こうなりたい!"というよりは、もうすでにこの4人には個性があって、そこが自分たちが満足の行くようにさらに伸びて、プラスになっていったらいいなと考えているので。あ、でも、大きいライヴに出たいです! いっぱい呼ばれるようになりたい! っていうのはあります。

-自分たちの個性を突き詰めていって、必然的にそういう場所に呼ばれるようになったらいいなと。

SAYA:はい。いろんな方に求めてもらえるグループになったらいいなと思ってます。

アサギ:うちらが出たら盛り上がるだろうなって思ってもらいたいよね。

SAYA:そうそう。"誰が盛り上がるだろうな"ってなったときに、MAZEの名前が一番に出てきてほしい。

アサギ:"MAZEかましてくれるやろ"みたいな。

-実際に個性の塊のようなグループですからね。

ゴメス:MAZEってどんなグループだろうと考えると、"個性"っていうのが真っ先に出てきます。楽曲の個性も強いと思うんですけど、メンバー一人一人の個性も相当強いので。それなのに、今こうして一体感が生まれているのはすごいことだなと思います。

アサギ:好みも全然違うしね。

SAYA:個性はそれぞれあるのに灰汁がないというか、嫌なところがないのもすごい。

UZUME:お互い違う個性を持っているから、パフォーマンスでも本当にお互いがリスペクトし合えるんですよ。だからみんながオタクみたいになってるっていうのはあると思う。

SAYA:自分にないものを持ってるからね。

UZUME:そうそう。"この子がいないとダメ"っていうのは、メンバー全員がそれぞれに思っていることなので。個性を否定するんじゃなく、全部受け入れているからグループとして雰囲気がまとまっているのかなっていうのはありますね。

アサギ:お客さんから、"4人バラバラなグループのヴォーカルが一緒にやっているみたい"ということを言われることがよくあるんですけど、それってすごく新しくていいことだと思っていて。普段に関しても、例えば自分はめちゃくちゃメタルが好きなんですけど、メンバーに話しても"ふえぇ~"みたいな(笑)。でも、そこで分かってもらって、自分に寄っちゃっても違うというか、分かってもらえないぐらいがちょうどいいっていうか(笑)。各々にこんな見せ方がしたいっていうところがあるし、そのおかげでたくさんの人を刺しに行くことができるんだと思います。

RELEASE INFORMATION

NEW SINGLE
「I miss in my life feat.PABLO」

[Y금NEON ENTERTAINMENT]
YKUNN-0009
NOW ON SALE!!

TOUR INFORMATION
"BATTLE AROUND TOUR"

9月12日(木)東京 高田馬場CLUB PHASE
9月14日(土)兵庫 加古川STAR DANCE
9月20日(金)兵庫 神戸太陽と虎
9月21日(土)福岡 天神OP's
9月23日(月・祝)大阪 心斎橋CLUB DROP
10月13日(日)北海道 札幌SPICE
10月19日(土)愛知 今池GROW
10月23日(水)東京 代官山SpaceOdd
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