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INTERVIEW

MAZE

2024.08.22UPDATE

2024年09月号掲載

MAZE

Member:ゴメス アサギ UZUME SAYA

Interviewer:山口 哲生

ファンのみんなも私たちも、"おめでとう"というよりも、"ありがとう"なんです


-SAYAさんとしては、みんなと仲良くなりたい、みたいな感じだったんですか?

SAYA:だと思います。とにかく好意しかないので、なんでも知りたいんですよ。知りたいし、知ってほしいから自分のことをめっちゃ話すし、誰かがボソっと言ったことにも"えっ!?"って反応しちゃって。"今の何!? 何があったの!?"みたいなのをやっちゃうんですけど、これでもまだ一応遠慮してるんですよ。

ゴメス&アサギ&UZUME:えっ(笑)!?

SAYA:私、慣れている人にめっちゃくっつくんですよ。だから、そこは行っていいのかな......大丈夫なのかな......みたいな感じになっていて。

UZUME:たしかに、ここ3人(ゴメス、アサギ、UZUME)はあんまりくっついたりしないんですよ。

ゴメス:腕とか組むタイプでもなかったので。

UZUME:でも、そういうのも多くなってきたよね(笑)。こうしなきゃとかじゃなくて自然と。

SAYA:私も、喋るようになって性格が変わったのに、疲れるとかはないんですよ。むしろそこで発散してるというか(笑)。

UZUME:くっついて発散(笑)?

SAYA:(笑)なんかパワーを貰える感じがします。

-そうなってくると、ステージも変わってきそうですね。

UZUME:めっちゃ目が合うようになりました。

アサギ:分かる! めちゃめちゃ分かる。

UZUME:向かい合わせになる振りも結構多いんですよ。2人(ゴメス、アサギ)が前でシャウトしていて、その後ろに2人(UZUME、SAYA)でいるときとか。

SAYA:めっちゃ絡みにいきますね。

UZUME:うん(笑)。それに、SAYAちゃん以外のメンバーとも目が合うようになって。ライヴもそうだし、普段の雰囲気も良くなったし、まとまりが出てきたなってすごく思いました。

SAYA:しかもそれをファンの人にも分かってもらっていて。"SAYAちゃんが加入してから雰囲気が柔らかくなかった"とか"楽しそう"とか、そういう声もいただいているので、"嬉しい! じゃあもっと行こー!"と(笑)。

-アサギさんは"分かる!"とおっしゃってましたけど。

アサギ:やっぱりメンバーと目が合うと、チームワーク感というか、周りを見ながらライヴができる感じがして。自分が思っていたことがお客さんにも伝わっているのが分かって、MAZEがいいグループになってきているんだなって、今聞いてて思いました。

ゴメス:私は、お客さんに"SAYAちゃんのこと大好きだね"ってめっちゃ言われました(笑)。お客さんから見ていても、好意が見て取れるというか。あと、2人で撮った写真を見て"早く付き合っちゃえよ"と言われるとかして。

UZUME:そう! ここの2人(ゴメス、SAYA)だけそう言われるんですよ!

ゴメス:(笑)SAYAちゃんが入ることになったときも、"おめでとう"っていう声よりも、"ありがとう"が多かったんです。

アサギ:そうそう。普通は加入となったら"加入できておめでとう"じゃないですか。

SAYA:あとは"よろしくね"とか。

アサギ:でも、"入ってくれてありがとう"っていう。

UZUME:サポート期間が長かったので、そのときにファンの方もライヴや特典会でSAYAちゃんの人柄やパフォーマンスを見ていて。それで"加入してほしい"ってずっと言われてたんですよ(笑)。

ゴメス:特典会でチェキ撮影のときに言われてたもんね(笑)。

UZUME:やっぱりファンのみんなも私たちも、"おめでとう"というよりも、"ありがとう"なんです。"MAZEに来てくれてありがとう"っていう。

-めちゃくちゃいい話ですね。ちなみに、SAYAさんはどんな音楽が好きなんですか?

SAYA:私はK-POPをひたすら聴いてますね。あとはVOCALOID、アニソンが多いです。でも、なんでも聴きますね。いろんなジャンルにそれぞれ刺さるものがあるので、それをちょこちょこつまみ食いしてます。

-ダンスは昔から好きだったんですか?

SAYA:そうですね。始めたのは小学2年生からで、小4あたりからキッズ・ダンサーをやってたんですよ。

アサギ&UZUME:(※小声で)すげぇー。

UZUME:小4のとき何してた?

アサギ:内臓の絵を書いてハサミで切ってた。

ゴメス:何それ(笑)!?

アサギ:なんか、癌があって、ハサミでそれを切るんだけど──

SAYA:あぁー!

アサギ:えっ!? 分かる!? 逆に分かる!?

SAYA:そういうおもちゃあったよね。

アサギ:そう!

UZUME:バラバラに解体するんでしょ?

SAYA:当たっちゃいけないところに当たるとビー! って音が鳴って。

アサギ:そうそう! それを学校に持っていけないから、白い紙に人間を書いて、内臓と癌を書いて......っていうのを友達5人ぐらいでやってた。

-すごい遊びしてましたね(笑)。SAYAさんとしては、ずっとダンスをしていたと。

SAYA:そうですね。逆にずっとダンスで生きてきたから、他は何もできないんですよ。勉強もできないし、スポーツもできないし。"運動神経良さそう"って言われるんですけど、マジでできなくて。

-たしかに"ダンスがうまい=運動神経がいい"っていうイメージに勝手になってしまうところはありますからね。

SAYA:全然できないんですよ......。ボールとか持たせたらダメです。泳げないし。

-じゃあ、小さい頃から私はダンスでやっていくんだと決めていたと。

SAYA:はい。ダンスが楽しかったし、学校で友達は少なかったんですけど、ダンスで繋がれた友達もたくさんいたし。そこで学校では習わないことをいろいろと教わりましたね。先輩との接し方、礼儀もそうですし。

-ダンスはSAYAさんを作ってくれたものなんですね。

SAYA:はい。めっちゃ成長できました。

-では、ここからは新曲「I miss in my life feat.PABLO」についてお聞きしたいんですが、新体制でここからというタイミングにすごく映える曲ですね。

UZUME:そうですね、気持ちを込められる曲になっていて。雰囲気的には感動するというか、エモい系なんですけど、みんなでシンガロングしたり手を挙げたりする楽曲でもありますね。

-アサギさんは、初めて「I miss in my life feat.PABLO」を聴いたときに、どんな印象を持ちました?

アサギ:今、ライヴの最後の曲がだいたい「SUPERSONIC feat. Hero(Another Story)」(2023年リリース)で、その曲もシンガロング系なんですけど、新曲を聴いたときに、この曲を最後にやったらいいライヴになるだろうなっていうイメージが湧きました。新体制のMAZEに相応しい曲ができたし、これが新しいMAZEになっていくのかなってイメージはありましたね。この場所を見つけて良かったみたいな歌詞も、SAYAちゃんに重ねてイメージできるというか。この歌の通りになればいいなって思いながら、自分たちとも重ね合わせて表現しているし、お客さんもそれぞれのストーリーに重ねて聴いてもらえたらいいなって。今までで一番感動系の楽曲なので、できあがっていくにつれてどんどん妄想が膨らむというか、ライヴでやっていて、SAYAちゃんが入ってきてくれて良かったなと思うし、ここからみんなで育てていく曲だなと思ってます。

-この曲は本当に育っていきそうですよね。「I miss in my life feat.PABLO」は、作曲は先程挙げられていた「SUPERSONIC feat. Hero(Another Story)」と同じく、Another Storyの寛-hero-(Gt)さんが担当。編曲はPABLO(Pay money To my Pain/POLPO/RED ORCA)さんがされていますが、そちらに関してはどう思われました?

アサギ:めちゃくちゃびっくりしました! PABLOさんが私たちみたいなアイドルに弾いてくださるんだ!? って。実際に曲を聴いて、ほんとにPABLOさんや......! って思いました(笑)。信じられないぐらい嬉しいです。