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INTERVIEW

THIRTY SECONDS TO MARS

2018.05.23UPDATE

THIRTY SECONDS TO MARS

Member:Jared Leto(Vo/Gt)

Interviewer:山本 真由

-また、今作はアートワークも面白いものになっていて、アメリカを象徴するような単語や人名が並べられたデザインが何パターンも存在するんですよね。そのうえ、ユーザーが自分で好きな単語を入れてオリジナルのデザインが作れるジェネレーターもWEB上に公開されていますね。このような自由な発想のデザインを採用した理由は?

そうだね、今回のアルバムのアートワークは、僕たちが暮らしているカルチャーを表現する言葉のリストになっているんだ。僕らは何百もの言葉のリストを作ったんだけど、それらを全体として見たときに現代のアメリカのカルチャーがどんなものかを感じられるようになっている。それと同時に、みんなにもそれぞれアメリカとは何を意味するのか? ってことを表現してもらいたくて、オリジナルの言葉のリストを作ってもらえるようにしたんだよ。

-楽曲についてですが、「Walk On Water」は、まさにアルバムの冒頭を飾るに相応しい、パワフルでアンセミックな楽曲ですね。"Walk On Water(=水の上を歩く)"というのは、聖書にある"神が起こす奇跡"の象徴的な表現でもありますが、戦争や時代の変革を歌っているようなこの歌詞の中で"奇跡"とは何を示唆しているのでしょうか?

「Walk On Water」は今僕たちが生きている時代についての歌なんだ。変化を起こすことや、自分の信じているもののために立ち上がることについての歌でもある。みんな同じように厳しいときを乗り越えている最中だと僕は思うから、世界中のどこにいたって、文化を跨いで、この曲は人々を繋ぐことができるはずさ。アメリカについての曲として書いたけど、これらは世界的に共通して懸念されていることがテーマなんだ。

-続く「Dangerous Night Produced By ZEDD」は打って変わって"ひと目惚れ"がテーマということですが、この曲のプロデュースに人気DJ/音楽プロデューサーのZEDDを起用した理由はどういうところだったのでしょう? また、彼との仕事はいかがでしたか?

ZEDDは僕の素晴らしい友達だよ。彼は本当に才能のあるミュージシャンでもありアーティストだから、彼と仕事をすることができたのは本当に素晴らしかった。このアルバムに絶対的な美しさをもたらしてくれたよ。

-今作は、そのほかにも制作に、SKRILLEXの楽曲に参加して話題となったDJのKillaGrahamや、カリフォルニアのインディー・ロック・バンド PARTYBABY、オランダのDJユニット YELLOW CLAWといった多くの新鋭アーティストが参加していますね。楽曲ごとに、こんなにも様々なアーティストを招いたのはなぜですか?

こんなに才能のある新人のアーティストやプロデューサー、ミキサー、エンジニアと仕事をすることができて僕たちは本当にラッキーだった。この業界の中でもベストな人たちとコラボレーションすることができたと思っているし、本当に光栄なことだよ。

-今作もそうですが、THIRTY SECONDS TO MARSの作品は、映像も含め話題となることが多いですよね。Jaredが監督を務めたドキュメンタリー作品"Artifact"(2012年公開)をはじめ、これまでにも映像作品で高い評価を得ていますが、音楽だけでなく様々な形で作品を発表していくというのは今後も継続していくのでしょうか?

僕たちはいつも音楽以外の部分から作品のイメージやアイディアを持ってきているんだ。"A Day In The Life Of America"はそんなクリエイティビティから生まれた作品のひとつで、僕たちは本当にそれに一生懸命取り組んだし、世界中の人にそれを観てもらうのを本当に楽しみでならないよ。

-最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

アイ・ラヴ・ユー! ジャパン! すぐに会えることを願ってるよ! 僕たちのニュー・アルバム『America』をサポートしてくれてどうもありがとう。