MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Broken By The Scream

2017.10.24UPDATE

2017年10月号掲載

Broken By The Scream

Member:荒金 良介

Interviewer:野月平イオ 熊埜御堂ヤエ 雲林院カグラ 流鏑馬アヤメ

-自分たちが思い描く理想のグループ像ってあります?

ヤエ:カッコいいとかわいいの最強になりたい。

イオ:そうだね。最近はラウド系のアイドルやグループも増えているので、その中でも圧倒的な存在感を見せて、"メタル系アイドルと言えばBBTS"と認識してもらえたらいいなと。

ヤエ:私たちをきっかけにメタルを好きになってもらえたら最高だなと。私はもともと好きじゃなかったのに、ニコニコ動画きっかけでこういう音楽を好きになれたことに感謝しているから。

-メタルの入り口になれる存在になりたいと。みなさん最初はメタルに対して、どんなイメージがありました?

ヤエ:バンドのライヴを観たときに、こんなにカッコいい音楽があるんだ! って思いました。それで感動したんですよね。

イオ:メタル......闘いかな(笑)。怒りというか、自分の内にあるものをぶちまけたり、心に寄り添ってくれる音楽だなと。メタルに出会うまではほかの音楽を聴いても、そこまで心に響かなかったんですよ。でもそういうジャンルに出会って、心がパーッと晴れたというか、自分の心に一番寄り添ってくれるのがメタル系の音楽だから、闘いたくなりますね......あぁ、話がうまくまとまらない(苦笑)。

-いえいえ、バッチリですよ! カグラさんは?

カグラ:最初はFear, and Loathing in Las Vegasからデス・ヴォイスに入ったけど、そのデス・ヴォイスを聴いたときに衝撃が走っちゃって。自分の気持ちをぶつけてるんだなとわかると、クセになっちゃって、どんどん好きになりましたね。自分もデス・ヴォイスやシャウトをしたあとは気持ちがスッキリします。

-では、アヤメさんのメタルの印象は?

アヤメ:私は......フロアが怖いなって。みんな暴れてて、最初はビックリしました。今は慣れましたけど。メタルをまったく知らなかったときはとっつきにくいと思ってて、音楽というより、喋ってるって感じで。

ヤエ:喋ってる(笑)?

アヤメ:でもいろいろ聴くと、カッコいいと思える曲もたくさんあるし、BABYMETALさんを聴いたときはカッコいい曲調だけど、かわいいし。率直にいいなぁと思いました。

イオ:それはわかる。激しい曲でも好感が持てるもんね。

-そして、今作は5曲入りになりますね。楽曲をもらったときの印象は?

イオ:今回はバラードもあるし、デス・ヴォイスと掛け合う新しい曲もあるので、振り幅が広いなって。

ヤエ:歌詞は恋する女の子の気持ちだったり、あなたしか見えないみたいな曲もあったり、私とアヤメがクリーンで歌うところは歌詞がかわいかったりして、クリーンじゃないと伝えられないことがあると思うので、特にバラードとかは......。

-ラスト曲「ヒカリ」ですね。

ヤエ:その曲はデス・ヴォイス組と一緒にサビを歌っているので、もしメタルが苦手な人がいても気に入ってもらえると思います。私の周りにはメタル好きがいなくて、でもEXILEとかJ-POPが好きな友達がライヴを観てくれたときに、めちゃくちゃカッコいい! と言ってくれたから、それが嬉しくて。

カグラ:アップテンポからバラードまで幅広くて、最初はアップテンポの曲がめっちゃ好きで、ゆったりな曲はあまり聴く方ではなかったけど、クリーン・ヴォイス組の気持ちの入った歌声もすごくいいし、ゆっくりした曲でデス・ヴォイスが入るのもいいなと思いました。「走れ!なでしこ!」とかキャッチーだし、アイドルっぽい要素もあるけど、デス・ヴォイスのカッコいいパートもありますからね。

-「夢花火」はかなり振り切った激しい曲調ですね。この曲のデス・ヴォイスは、女の子が歌っているとは思えなかったです。

イオ:はい、ネットでも疑われまくってて(笑)。ライヴでもちゃんとやってますからね。

カグラ:デス・ヴォイスをガンガン入れてるから、レコーディングでも汗が出ちゃって。

アヤメ:「わたしはわたしのままだよ」という曲は、ライヴではサビでアイドルさんがやるようなコールをみなさんが入れてくれるんですよ。だから、ライヴで乗り方がわからない人でも一緒に盛り上がれるかなと。知り合いがライヴに来てくれて、キャッチーだから最後まで聴いちゃうと言ってくれたんです。

-今回のレコーディングはスムーズにいきました?

イオ:いや、私は最初緊張しちゃって、結構苦戦しましたね。初めてのレコーディングだったから大変でした。声を出すことに必死になって、リズムが上手くハマらなくて。

ヤエ:ライヴと違って、声だけでどれだけ聴いた人の想像を膨らませることができるか、そこが難しかったですね。言葉の始まりとか細かい部分に気をつけました。最初の言葉が聴こえないと、何を伝えたいのかわからないですからね。

カグラ:私も緊張したけど、デス・ヴォイスは本当に感情をぶつけているから、強弱をつけたり、えぐり方を変えてみたり、いろんな表情をつけられるように頑張りました。レコーディングでもテンションが上がって、テンポが早くなっちゃうので、それも気をつけました。

アヤメ:感情が入っているように聴かせるのが難しくて、そこは苦戦しました。デビュー曲に比べたら、自分では良くなってると思うんですけど。

-今作で初めてBBTSに触れる人や、これからライヴに行ってみようと思う人が増えると思うんですけど、自分たちのどんなところを観てほしいと思ってます?

アヤメ:「恋ドラ!?」はみんなでタオルを振り回す曲なんですよ。それはみんなで楽しみたいですね。

-"全身全霊 絶賛恋愛中!!!"と歌詞もインパクトがありますね。

アヤメ:そうですね。あと、「ヒカリ」はそんなに振り付けは激しくないけど、私たちの表情とか細かいところまで見てほしいですね。

カグラ:ダンスにも注目してほしいですね。曲によって表情もひとりひとり違うから。あと、クリーン・ヴォイス、デス・ヴォイスも気持ちを込めて歌っているので、全部を観て聴いてほしいです。

イオ:ラウド系アイドルの方もたくさんいるけど、歌や表現、スクリームのクオリティも一番を目指しているので......プロフィールにも好きな言葉は"最強"と書いてるんですけど、我々が最強だと思ってます!

ヤエ:ふたりがデス・ヴォイスしているときに、クリーンの私とアヤメはダンスしているんですけど。そのときに顔を見合わせることが多くて、気づいてない人もいるかもしれないので、気づいてほしいなと(笑)。今、ダンスにも力を入れてて、みんな暴れたいかもしれないけど、ダンスも見てほしい。4人とも個性が強いから、煽り方も違うので、それぞれの表情やキャラに注目してほしいですね。